『被告人』という状態
「芸能人がスキャンダル後に事業に乗り出すケースは過去にもありましたが、成功するには“誠実さ”が不可欠でしょう。今回、斉藤さんは直接ファンと触れ合うことで好感を得ようとしていますが、まだ『被告人』という状態で目立つ行動を取ってしまったことで一部の人から反感を買ってしまいました。
『高額な示談金が払えない』という報道もありましたから世間の目を気にしていられない状況だったのでしょう」(芸能誌記者)
また、《実際に会うと頑張ってくださいとか言っちゃう》といった声もあるように対面での交流は匿名のSNSやネットよりも共感や寛容さを生みやすい。現地の盛り上がりとネット上での温度差、再出発の権利と社会的責任のバランスをどう取るかは難しい課題だといえる。
裁判の内容次第ではバウムクーヘンの販売運営にも影響が出る可能性もある。今後、司法の判断がどのように下され、斉藤被告の社会復帰の道筋がどう描かれていくのか注目していきたい─。