
元フジテレビのアナウンサー・渡邊渚さんが、自身のSNSに毎日のように届く誹謗中傷について明かし、大きな話題を集めている。
ランジェリーカットも収めた写真集を発売予定
「5月3日、自身のInstagramに渡邊さんが投稿した内容は、現在患っているPTSD治療の経過を報告するものでした。治療は持続エクスポージャーという過去のトラウマの記憶にあえて直面することでストレス反応を軽減していく心理療法の一種なのですが、『一年前に測定したトラウマによるストレスの度合いより、今のトラウマによる二次被害のストレスの方が数値が大きい』という診断結果を報告したのです。
また彼女は『今は結構ギリギリな状態です』と、メンタルに限界がきていることを吐露しながら、『日々多くの誹謗中傷や殺害予告が自身や家族、関係者にまで届いており、日常生活に支障をきたしているため、そうした行為は控えてほしいとお願いしています』と、丁寧に呼びかけました」(芸能ジャーナリスト)
だが、この投稿に対してネット上では、
《誹謗中傷で苦しんでるなら、SNSやめればいいんじゃないですか?》
《コメント欄を閉じればいいのでは》
など、疑問の声も聞かれる。
「渡邊さんは2023年、体調不良を理由にアナウンサー業を休養し、翌2024年に退社。その後、自身がPTSDと診断されたことを公表したのですが、現在はアナウンサー時代以上に多くの媒体やジャンルで活躍しています。
具体的には、今年1月にはフォトエッセイ『透明を満たす』を発売し、3月からはビジネス系YouTube番組のMCに就任。6月には水着やランジェリーカットも収めた初写真集の発売も控えています。先日は、千葉テレビのバラエティ番組の新MCに抜擢されたことも発表されました。多忙な日々を過ごしているようです」
そんななか、診断結果を明かし、つらい心境を訴えた一方で、SNSのコメント欄を開け続けていることに「本当に心身を守るつもりがあるのか?」と、矛盾を感じる人もいるのだろう。どうして彼女はコメント欄を閉じないのか――
「誹謗中傷が多いとわかっていながらもコメント欄を閉じないのは“正面から向き合う”という意志の表れや、“逃げた”と思われたくない気持ちがあるのだと思います。ただ見方によっては、なぜ閉じないのか理解に苦しむ人も出てくるでしょう。誤解を招きやすい立ち位置にいることを、本人もわかっているとは思いますが……」(前出・芸能ジャーナリスト)
言葉に傷つきながらも、あえて声を聞き続ける覚悟は強さなのかーー。