“主演映画”原作者の胸中

 メディアへの露出を控えるどころか、何事もなかったかのように活動を続ける永野。これには、譲れない事情があるようだ。

「永野さんが主演を務める映画『かくかくしかじか』の公開が5月16日に迫っています。映画はすでに完成していて、公開を待つのみという状況です。そんな中、永野さんが不倫を認めてしまったり、活動を休止してしまえば、映画を公開できなくなる可能性も考えられます。

 最悪、映画がお蔵入りになってしまう可能性が100%ないとは言えず、その場合、永野さんサイドは莫大な賠償請求を受けるでしょう。だからこそ、映画の公開が中止になることがないよう、田中さんとの交際は認めず、必死に活動を続けているのではないでしょうか」(芸能ライター、以下同)

『かくかくしかじか』原作者の東村アキコ氏は、主演を永野芽郁が務めることに期待を示していた(映画公式HPより)
『かくかくしかじか』原作者の東村アキコ氏は、主演を永野芽郁が務めることに期待を示していた(映画公式HPより)
【写真】「あの永野さんが…」主演映画の原作者が語っていた心境が切なすぎる

 しかし、映画関係者にはすでに影響が出ているようだ。

「公開直前に予定されていたイベントは報道を受け、急遽中止になったようです。また、公開日に予定されている初日舞台あいさつも、永野さんの出演が予定されていますが、本当に登壇させるのか、そもそも舞台挨拶自体を行うのかどうか、公開を目前に控えた今なお、話し合いが続けられている状況だと言います」

 この最悪の事態に最も眉をひそめている人物が、同作の原作者でもあり、脚本を担当した東村アキコ氏だろう。

「東村さんは『東京タラレバ娘』や『海月姫』など、数々のヒット作を生み出した超売れっ子の漫画家です。今回映画化される『かくかくしかじか』は東村さんが自身の生い立ちと漫画家になるまでを描いた自伝的な内容で、ファンからも愛される代表作の1つです。東村さんも同作にかなりの愛着があるようで、これまでも何度か実写化のオファーがあったそうですが、すべて断っていたといいます。

 今回は“永野さんが演じてくれるならいい作品ができるはずだ”と、信頼を置いて実写化を引き受けたそうです。映画の公開直前に思わぬ騒動へと発展、公開すら危ぶまれ、“いわくつき”の作品となってしまった今、東村さんの心中は穏やかとは言えないでしょう」

 公開まで残すところわずか。逆風を振り払って無事に公開にこぎつけられるか――。