出頭延期の理由
2月の裁判によって、大谷へ約1700万ドル(判決時のレートで26億円)の賠償が命じられているが、現在は不自由なく暮らしているようにも見える水原被告。
それなのに、何度も収監のための出頭が延期されることはあるのだろうか。カリフォルニアとニューヨーク両州で弁護士資格を持っている『東町法律事務所』の村尾卓哉弁護士に話を聞いた。
「出頭の期限が延期されることは、よくあることではありませんが、全くないわけではありません。延期の理由はさまざまですが、よくあるのは健康上の理由です。例えば、手術を受けないといけないから、それが終わってから刑務所に入る必要がある場合や、介護が必要な家族がいて、施設に入るまで待ってほしいといった家族の事情が多いです。そのまま収監してしまうと、健康面の問題や人道的に問題があり、何かしらの支障が出るという場合に延期が認められます」
水原被告の場合はどうか。
「さまざまなケースがあり、理由については非公開となっているので、水原被告の場合は、どういった理由で延長が認められたかは不明です。ただし、今回の延期に検察側も反対していないので、何らかの合理的な事情があったのでしょう。単にまだ刑務所に入りたくないというような理由では検察側は反対するはずです」
大谷が大活躍を続ける中、水原被告は何を思って過ごしているのか。