めでたい日が続く中、現地時間4月19日に発表した娘の誕生から1か月がたった。
アメリカでのお宮参り
「日本では一般的に生後1か月を目安に神社やお寺に参拝し、子どもの健やかな成長を祈ります。アメリカに住む大谷家が神社やお寺にお参りするのは難しいように思えますが、実はロサンゼルスの日本人街『リトルトーキョー』には高野山の米国別院があります」(在米ジャーナリスト)
もしかしたら大谷家もお宮参りに訪れるかもしれない。高野山米国別院では、そういった行事もしているのか。
高野山の関係者に聞いた。
「お宮参りも百日祝いも行っております。駐在でロサンゼルスに来ている日本人を中心に毎月4件くらいは入っています。七五三も毎年11月に行っており、いつも40組ほどが訪れます」
日本的な子どもの行事も日本人や日系人の多いロサンゼルスでは問題なさそう。
一方、メジャーリーガーの大谷は1年の半分ほどは遠征のため、家を留守にすることになる。子どもを真美子さん1人で世話をしないといけない場面も増えそうだが、アメリカでは母親を助ける制度がいくつもある。
「出産前後には『ドゥーラ』という専門家を雇ってサポートを受けることができます。乳児の世話をするというよりは、産後のお母さんの心身のケアをしたり、母乳育児のサポート、食事の用意など、新しい生活のための手伝いをするというイメージ。産後しばらくは母体を休める必要があります。大谷選手も家を空けることが多くなってしまうので、真美子さんもそういったサポートをしてくれる人がいるとありがたいでしょう」(在米ジャーナリスト)

子どもが少し大きくなっても、しっかりとサポートするシステムがある。
「子どもを1人で外出させたり、留守番させたりすることはネグレクトになる、という考えが広まっているアメリカでは、朝から夕方までフルタイムで子どものお世話をしてくれる『ナニー』の存在も一般的になっています。夜泣きの時期などの夜に面倒を見てくれる『ナイトナニー』というサービスもあります。ドジャースのエバン・フィリップス投手もこのナイトナニーを使って夜は寝ていたそう。睡眠を大事にする大谷選手にとって、利用すればありがたい存在になるでしょう」(在米ジャーナリスト)