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ー 一人のほうが進みやすかった
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ー 倒れたときにまで周りの皆さんに負担をかけたくない

 

 2030年には男性の3人に1人、女性の4人に1人が「生涯独身」に? 「結婚しない」生き方が普通の時代がやってくるといいます。とはいえ、人は一人で生まれて一人で死んでいくもの。独身で楽しく健康に暮らしてきた原田悠里さんに、元気の秘訣などを聞きました!

一人のほうが進みやすかった

 小学校の音楽教師から演歌歌手の道に進んだ原田悠里さん。70歳とは思えないエネルギッシュな歌声とステージでファンを魅了し、熱烈なファンからは「結婚しないで」と言われてきた。

だから結婚しなかったわけではないのですが、一生懸命歌っているうちに気づいたら独身でここまで来ていたという感じです。若いころはずっと独身でいるなんて思いもしませんでした。でも、もう少し頑張ろう、結果を出そうと努力を続けていくうちに、やっぱり一人のほうが進みやすかったと思います

 人生の支えとなってきたのもやはり歌手という使命感だ。

「周りはペットを飼ってらっしゃる方が多く微笑ましいのですが自分を飼うのに精いっぱい(笑)。ペットに愛情を注ぐ余裕はなかったですね。

 映画鑑賞やミュージカル鑑賞が趣味だと思っていましたが、それも皆さんにいい歌をお届けしたい、そのための肉体的な栄養であり、精神的な栄養であるためにと……すべての行動が歌につながっていて、歌うお仕事が人生の支えになっていたようです

 27年間ジムに通っているのも、ステージで元気な姿を披露するためだ。

もともとは運動が苦手だったので、歌手をしていなかったらジムに通うことなんてなかったと思います。今は筋トレもしていますが、健康な身体を少しでもキープできるよう続けています。

 お客様に時間をいただいて歌を聴いてもらうわけですから、当然ですよね。私が歌いながら脚を上げたり、時にはジャンプをすることで、お客様に元気な姿をお見せして、『私も頑張ろう』と思っていただければ本望です」

 もちろん美容面にも力を入れている。

何もしていませんと言いたいところですけど、やはり人前に立つ仕事なので少しでもきれいでいたい。効果が高いといわれるものは試したくなります。とはいえ、全身の健康状態が肌に現れるので、肌だけきれいにするなんていうことは難しいですよね。

 血液の循環をよくすることが健康と美容にもつながると信じていて、きれいな方のお話は興味津々です」