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※写真はイメージです
社会疫学者のT氏がX(旧ツイッター)でポストした内容が、波紋を広げている。
「レイプと何が違うのだろう」
T氏は社会疫学、精神保健学、行動科学を専門とし、現在は大学院で教授を務める女性。大学の教員情報ページを見ると、最終学歴・学位の欄には《東京大学大学院医学系研究科修了、博士(医学・保健学)、公衆衛生学修士(専門職)》とある。

医師の“女性患者の尊厳を侵害する行為”について綴ったT氏(本人のXより)
そんなT氏が5月28日、自身のXで《学生の時産婦人科で実習させて頂きましたが、羞恥心に配慮するのは当然だと思っていた。しかし婦人科の手術に立ち会った時の医師の無配慮さは未だに忘れられない 医学生や研修医に「今なら寝ててわからないから触ってみなさい」と促し、全身麻酔下の女性の陰部に次から次へと手を突っ込ませていた》(原文ママ、以下同)などとポスト。これに続けた投稿でも《麻酔下で意識がないからと言って、患者本人の同意なく男性が次から次と膣に手を入れる行為は、レイプと何が違うのだろう》などと綴っていた。
同ポストの内容はすぐに拡散され、X上で大きな騒ぎに。すると、T氏は当該のポストを削除し、5月29日に複数のメッセージを投稿した。
一部を抜粋すると、
《当時この光景を見た時はあまりにショック過ぎて、しばらくこの記憶を封印していました。単位がかかっている学生という立場で、医師によるその行為をその場で止めることができなかった罪悪感にも苛まされました》
《時期や病院名を明らかにせず、その場にいた方々も特定できない状態で投稿したため、もしかするとこの10〜20年の間に全身麻酔で婦人科系の手術を受けた皆様を不安にさせてしまう可能性があると思い当たり、当該ポストは削除しました》
と、削除の理由を説明。