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ー 出馬表明をした山尾志桜里氏

 玉木雄一郎国民民主党代表が追加公認時に花束を手渡すほど期待が高い、国民民主党公認候補予定者の山尾志桜里氏が、6月4日にXを更新。

出馬表明をした山尾志桜里氏

 7月予定の参議院選挙全国比例からの立候補について、これまで自身の口で説明することがなかったが《出馬会見をさせてください》と自らの思いをつづった。しかし、その内容が物議を醸している。

「山尾氏は2017年に『週刊文春』により弁護士の倉持麟太郎氏との不倫疑惑が報じられました。さらに、倉持氏の元妻はパニックに陥り子供の親権も譲渡。ショックで立ち直れないまま、2020年10月に自ら命を絶ったという痛ましい結果に。

 今回、公認が発表されてからこうした過去の行動を問題視した批判がネット上で相次ぎ、記者会見で説明を求める声が多数上がっていたんです」(政治ジャーナリスト)

 玉木代表も、6月3日の定例会見で「候補者は本当に自分が当選しようと思っているのであれば、疑問にしっかり答えていく責務がある。必要であれば会見をすると思うし、すべきであると伝えている」とすでに会見を催促していることを明かしていた。

 しかし、今回のXの投稿で山尾氏は、これまで会見をしてこなかったことについて、自然体での会見を設定していたが、《個別の取材対応より会見は影響が大きいので控えてほしいという声も届いており、その気持ちも痛いほど分かりました》と控えた方がいいという声が上がり躊躇していたと説明。

 その中でも、涙が出るほど温かい応援の言葉や、《代表や幹事長もそれぞれご自身の記者会見で、“会見すべき”と言っていることを知り、背中を押して頂きました》と後に見た会見の言葉で後押しされ、前向きな姿勢になったことを述べたのだ。

 しかし、この山尾氏のポストに対して有権者から厳しい声が集まった。

《話の辻褄がますます合わなくなってまいりました!》
《山尾本人に会見の要望があると直接伝えてると言ってた玉木さんは何だったのかw》
《何コレ、終始言い訳ばかりで、肝心の事を一切説明していない》
 

 玉木氏と山尾氏への食い違う経緯や、未だ提示されない期日など、不透明さにツッコミが飛び交う。さらに山尾氏の問題は、次々と蒸し返されている。

「山尾氏は衆議院議員時代の2016年、年間ガソリン代が地球5周分の230万円が政治資金収支報告書に計上されていたことで炎上。そのガソリン代は元秘書が不正請求していたと明かしたが『弁護士から直接コンタクトを取るべきではないと言われている』とし、聞き取りをしていなかった。

 さらに、2012年の収支報告書で高額のコーヒー代が計上されており、その額はなんと約18万円。この件に関しても『調べて必要があれば報告する』とだけコメントし、スルーを続けていました」(前出・政治ジャーナリスト)

 これまでも“スルー癖”があった山尾氏。6日には、会見の日時について問い合わせが殺到していると明かし《党と調整がつき次第、速やかにお伝えしますので、少しだけお時間ください。早くやるべきとのご意見、その通りだと思います》自身のXでポストした。

 今回こそ会見を開き、しっかり自身の口で語っていただきたい。