野球は2008年の北京五輪を最後に正式種目から除外。2021年の東京五輪で復活して以来、2028年のロサンゼルス五輪で追加競技として実施される。

 大谷も「出たい気持ちはある」と出場に前向きだが、一方で課題も。

表彰台に立つ大谷選手を思うと興奮します

シーズンと重なるため、これまでメジャーリーガーが五輪に出場したことは一度もありません。ただ、2028年はロサンゼルスでの開催で、移動の負担がない。自国開催でアメリカも威信をかけて金メダルを狙うと思いますし、メジャーリーグ側が出場を許可するかもしれません」(前出・スポーツライター、以下同)

2025年3月に長嶋さんと対面した大谷翔平(インスタグラムより)
2025年3月に長嶋さんと対面した大谷翔平(インスタグラムより)
【写真】たまたま中継に映った上半身裸の大谷翔平

 ミスターも大谷が五輪で活躍するのを楽しみにしていた。

「五輪での野球復活が決まると“大谷翔平選手がいちばん高い表彰台に立つと思うと今から興奮します”と話して、金メダルを期待していました。長嶋さんが最後に公の場に姿を見せたのは3月15日、東京ドームでのドジャース対巨人の試合。医師の反対を押し切って大谷選手のところへ。長嶋さんは日の丸を背負うことを誇りに思っていました。五輪で果たせなかった夢を託したのかもしれません」

 人々を魅了するスターの系譜は受け継がれていく。