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ー 突然の解体・解散劇

 6月13日、『STARTO ENTERTAINMENT』の福田淳社長が6月末の任期満了をもって退任することが判明した。後任にはテレビ局役員経験者が内定しており、6月末の株主総会で正式決定される見通しだ。

「福田氏は、2023年10月に設立されたSTARTO社の初代社長として就任しました。旧ジャニーズ事務所は、故ジャニー喜多川氏による性加害問題を受けて『SMILE-UP.(スマイルアップ)』へと社名変更し、被害者の補償業務に専念。その中で、タレントのマネジメント業務を引き継ぎ、新会社の立ち上げを指揮したのが福田氏です」(アイドル誌ライター)

突然の解体・解散劇

 当時、「火中の栗を拾った」と評価する声もあった福田氏。就任後は、所属タレントの管理体制の見直しや事務所運営の透明性向上など、積極的な改革を推し進めてきた。

 しかし、その“改革”はファンにとって必ずしも歓迎されたものではなかった。

「今年2月、関東ジュニアの中でもデビューに近いとされていた『HiHi Jets』『美 少年』『7 MEN 侍』の3グループが解体され、ファンに衝撃を与えました。異例となるメンバーシャッフルがおこなわれ、さらにほかのグループから新メンバーを加えて、まったく新しい3組として再編成されました。さらに、3月末にはKAT-TUNが解散し、翌4月には関西ジュニアの人気グループ『Lilかんさい』も突如解散。相次ぐ突然の発表に、ファンの間では戸惑いや悲しみ、不信感が広がりました」(前出・アイドル誌ライター)

「散々かき回しただけ」と捉えるファンも少なくないようで、福田氏の退任を前に、ネット上では批判の声が相次いでいる。

大谷翔平の後ろで見切れる東山紀之とSTARTOENTERTAINMENT社の福田淳社長(Xより)
大谷翔平の後ろで見切れる東山紀之とSTARTOENTERTAINMENT社の福田淳社長(Xより)

《ジュニアグループの解体の意図がわからない。グループのコンセプトややってることは変わらないし、ひっかき回しただけじゃん》

《あまりにもジュニアを応援してきたファンを舐めすぎてる》

《事務所に長年貢献してきたKAT-TUNや未来あるLilを解散して何がしたいの?》

 さらに、後任が元テレビ局役員であることについて、《メディアとズブズブの“蜜月関係”が復活するのでは?》と、旧ジャニーズ時代への逆戻りを懸念する声も寄せられている。

 福田氏の退任により、新たな局面を迎えるSTARTO社。大胆な改革がもたらしたファンの困惑と懸念は、次の体制で払拭できるのだろうか――。