目次
Page 1
ー きっと自分にしか表現できない
Page 2
ー 20代のころはセクシーになったと勘違い
Page 3
ー いろんな選択肢の中意思決定ができた

「ドラマの中でファンサするの、初めてだったんで。びっくりしました(笑)」と話すのは、中島健人。4月28日より主演ドラマ『コンビニ兄弟 テンダネス門司港こがね村店』がスタートする。

 九州だけで展開するコンビニチェーン“テンダネス”。北九州市・門司港にある店舗のイケメン店長・志波三彦(中島)が醸すフェロモンは泉のごとく。“僕にとって、お客様はハニーですから”と、完璧な笑顔と接客で老若男女をとりこに。そして、どこかうまくいかない毎日に悩むお客には、そっと寄り添い、背中を優しく押していく……。

「NHKさんのドラマって、荘厳な空気感の中で撮影されるイメージしかなかったので。それが脚本を見て、芝居の段取りをして“え、いいのこれ!?”みたいな(笑)」

きっと自分にしか表現できない

中島健人(撮影/矢島泰輔)
中島健人(撮影/矢島泰輔)

 演じる三彦(ミツ)は、完璧&究極のアイドル・中島に当て書きされたかのよう。

「原作を読んだときに“このモデル、俺じゃない?”って思ったんですけど、(原作者の)町田そのこ先生に聞いたら“違う”って言われて。“うそだろ!? 俺だよ!”みたいな感じになりました(笑)。僕以上に僕みたいな人がいるんでしょうね、町田先生の頭の中には。

 ミツはどこにいても、誰に対しても優しさを提供できる精神性の持ち主。誰もが頭の中で思い浮かべるユーフォリア、幸福領域を実体化した人間なんだと思います」

 本作にオファーをされた理由を尋ねてみると、

「いくつかお聞きしましたね。京成スカイライナー(のCM)は理由のひとつだったみたいです。やっぱり積み重なっていった中で、自分にこういう役が来てくれたんだなって思います」

 と、ニッコリ。役作りの必要はほぼなさそうなミツ役だが、その取り組み方は?

「『THIS IS KENTY ーIDOL ver2.0ー』(1月23〜25日)っていうライブ公演後にクランクインしたんですが、練度がすごく高まった状態の地続きで演じられている気がしました。

 僕自身、アイドルという職業をしているので。音楽を届けているときって、自分の気持ちとともにリスナーの方々に優しさみたいなものも届けるタイミングだと思うんですよね。で、コンビニもやっぱり店員からお客様に優しさを届ける場所でもあるので。そこはすごく共通しているなって思います。

 自分が普段、ステージの上に立って作品を届ける立場であるからこそ、俳優としてこのドラマでコンビニ店長を演じること、そして来店される方々に対して優しさを届ける意味の濃さは、きっと自分にしか表現できないんじゃないかなと思うし。ある種、そんなコンビニ店長を究極に再現できているんじゃないのかな