
真冬以外はほぼ一年中、浴衣を着続けているというキモノインフルエンサーの「さんかく」さん。
洋装をうまく取り入れて浴衣をもっと気軽に楽しもう
「もともと浴衣は今でいう“カジュアルなふだん着”。TPOさえ守れば、いつ着てもいいはずです。だいたいの浴衣は家で洗えて軽くて便利ですから、真夏だけの楽しみにするにはもったいない!」
ワンピースの上に浴衣を着るのがさんかくさん流。気温や気候に合わせ、着物のように着られる浴衣やテクニックもあるんだとか。
「寒い時季は足袋や足袋ソックスを合わせて。寒々しく見えないよう、私の場合は春先から初夏は夏らしい柄や色は避け、梅雨明けまでは濃い色地の浴衣を着ています」
タンスに入れっぱなしの浴衣があれば、今年はフル活用してみませんか?
さんかく流浴衣着こなしポイント
(1)ユニクロのワンピの上から着付けてOK
浴衣用のインナーを用意するのは面倒。くびれを補整する目的で、胸の下にタオルを巻いておくと、暑い日は汗を吸ってくれます。
「私はワンピースをインナーにすることが多いです。出先で着崩れたら脱げちゃうというメリットも」(さんかくさん、以下同)

(2)胸元に保冷剤で猛暑も涼しく
暑さ対策に有効なのが、食品についてくる保冷剤。小さめのタオルや手ぬぐいで保冷剤を包み、カップ付きインナーなどの胸元に挟み込むとグッと涼しくなるのでおすすめだそう。
「外出時は涼しげな日傘や扇子で暑さをしのぐようにしています」

(3)足元は地下足袋やサンダルでラクをしよう
浴衣の足元の定番は下駄ですが、靴ずれするならサンダルや靴にチェンジ。最近はしっかりしたゴム底の地下足袋も多く、デザインも豊富です。
「地下足袋は素足で履けて洗えるのもいい。すらっと見える厚底サンダルは靴下と組み合わせ、1年通して愛用」

(4)クーラーで寒いときはアームウォーマーで調整を
気温が上がらず、梅雨寒となることもある6月。浴衣1枚でヒンヤリするなら、アームウォーマーをプラスしてみて。冷房が効いて寒いというときにも重宝します。
「浴衣の裄丈(袖)が短くて気になるときに使うのも手。色や柄でコーディネートを楽しめます」

裄丈は手首の骨が隠れる長さが理想。アームウォーマーやバングルでカムフラージュ