サンフランシスコ・ジャイアンツに在籍し、投手として2年間で通算54試合に登板した村上雅則さん。二刀流として再始動した大谷の活躍も見守っている。

663日ぶりにマウンドに立った大谷翔平(ドジャースの球団公式インスタグラムより)
663日ぶりにマウンドに立った大谷翔平(ドジャースの球団公式インスタグラムより)
【写真】たまたま中継に映った上半身裸の大谷翔平

大谷から手渡された紙袋の中身

「投手として復帰した最初の試合はコントロールが安定していなかった。練習と試合での感覚は違うから。でも、その次の試合は、いい投球をしていたので安心しました。打者としては、これからもっとホームランを打つと思います。やっぱり50本くらいは打ってほしいし、その可能性は十分にあります

 2024年5月、ジャイアンツの本拠地であるオラクル・パークで大谷と対面した村上さん。そのとき“神対応”を受けたと明かす。

「大谷くんとクラブハウスの中で話そうとしたら、体格のいいガードマンから“出ていきなさい”と言われてしまった。ジャイアンツ側からの取材のパスをもらってはいたんだけど、ダメだった。そうしたら大谷くんが“ちょっと待っていてください”と。それで少し外で待っていると、彼から紙袋を手渡された。帰国してから紙袋の中を確認したらサインボールが入っていたんです。気を使ってくれたんだろうね」

 グラウンドでも、フィールド外でも紳士的な対応を見せる大谷。それが世界で愛されるゆえんだろう。