Q.そろそろ親の介護に備えなきゃ何からしたらよいかわからず、つい先送り……
A.「今日・今週・今月」と分類すると負担が軽くなり手をつけやすくなります
「タスクが多すぎて迷走しそうになったら、最初にやるべきことをリストアップし“見える化”する。次に、どれを優先的に行うか考えて“分類”を。“今日・今週・今月”といった期限別にするのが簡単です。今すべきことがわかるので、頭がすっきりして動き出しやすくなります」
また、介護など大きな課題と対峙するときは自分一人で抱え込もうとしないこと。
「きょうだいや親戚、介護サービスのプロなど、人を巻き込むことも大事です」
Q.8月には義実家に帰省。義両親がちょっと苦手でいろいろと手配をするのもイヤ~な気分に
A.リフレーミング効果を利用して嫌な人はレアキャラと思う。ご褒美を設定しても!
「まず“苦手な人に会う”ということを“レアキャラに会える”という楽しげなイベントにリフレーミング(意味づけの転換)してみましょう。それでもマイナスの感情が残るなら、これは私に与えられた任務!と思って割り切るのもあり。
業務ですから手土産に悩む必要なし。毎回同じ無難な商品でいいし、ChatGPTに流行のものを提案してもらってもいいと思います」
ミッションを遂行した後には、自分へのちょっとしたご褒美を用意しておくことで、気持ちも軽くなる。

※写真はイメージです

鈴木進介さん●難しい問題を解決に結びつける独自の“思考の整理術”を体系化。人材育成トレーナーやコンサルタントとして活動し、起業家から上場企業まで幅広く支持される
教えてくれたのは……鈴木進介さん●難しい問題を解決に結びつける独自の“思考の整理術”を体系化。人材育成トレーナーやコンサルタントとして活動し、起業家から上場企業まで幅広く支持される。『すぐやる人の頭の使い方』(日本実業出版社)など著書多数。
取材・文/河端直子