7月17日、女優の遠野なぎこさんの訃報が明らかになった。
番組スタッフにイラつくマツコ・デラックス
同日、遠野さんのオフィシャルブログで《遠野なぎこ親族一同》名義で《このたび、遠野なぎこ(享年45歳)が永眠いたしましたことをご報告申し上げます》と報告がなされた。さらに《故人の名誉のため、死因についてもご説明申し上げます。現在、警察の見解によりますと、事故によるものであり、自死ではございません》と説明も加えられている。
これまでの経緯をスポーツ紙記者が整理する。
「生前の遠野さんは1日に数回のペースでブログやSNSを更新していましたが、6月27日を最後に止まり、ファンから心配の声があがっていました。7月3日、東京都内にある遠野さんの自宅から身元不明の女性の遺体が発見されます。
遺体は死後数日が過ぎており、腐敗も進んでいました。遺体が遠野さん本人なのかわからないまま時間が経過し、2週間後の17日に身元が公表されました。遠野さんが飼っていた愛猫の無事は確認されています」
遠野さんが消息不明の間、遠野さんの“盟友”であるマツコ・デラックスが生放送の『5時に夢中!』(TOKYO MX)内で“異変”を見せていたと指摘するのは放送作家だ。
「14日の放送で足立区の竹ノ塚を特集し、駅前の商業施設『T BOX』の由来についてマツコさんがコメントしたところ、次の話題に移ったタイミングでスタッフから肉声で補足情報が入ったのです。マツコさんは『ごめんなさい。それをそんな急にしゃべるんだったら、今までも調べてほしいことがいっぱいあったんですけど』と話し、不快感を隠しませんでした」
『5時に夢中!』は“ユルい”雰囲気で知られる番組。この手のハプニングは日常茶飯事であるものの、マツコは「こんな緊急ニュースが入ったみたいにね。どっかで地震でも起きたのかよって。番組に割って入ってくる内容かっていうね」と続け、スタッフのタイミングの悪さを公開で指摘した。
今回のマツコのふるまいにネット上では、
《最近の5時に夢中の月曜日はマツコさんがスタッフにイラつくことが多いし、スタッフはマツコさんを腫れ物みたいに扱ってる気がする》
《マツコさんのコメントにキツさを感じることが多くなりました。なんとなく、他の曜日に比べて月曜は笑えない緊張感が画面越しに伝わってくる》
といった声が聞かれる。
このところマツコの周辺では、3月に『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)内で番組スタッフが中国人女性のインタビュー内容を捏造する問題が起こり、6月には、かわいがっていた『アウト×デラックス』(フジテレビ系)の立ち上げスタッフが常習賭博容疑で逮捕・起訴され、7月には新事務所の設立と移籍など“ドタバタ”が続いている。
行方不明状態が続いていた遠野さんもそのひとつだと前出の放送作家が指摘する。
「遠野さんは兄弟番組である『バラいろダンディ』のレギュラーを長く務め、マツコさんとは『アウト×デラックス』のほか『5時に夢中!』でも共演歴があります。このところマツコさんの気が立っているように見えるのは、遠野さんの身を案じていた影響もあるのかもしれません」
今、注目されているのは、21日の生放送だ。
「マツコさんはかつて『5時に夢中!』では時事ニュースに鋭い毒舌コメントを連発していて、新人時代の小泉進次郎さんについてコメントを求められ、『血反吐吐くほど嫌いです』『何してくれたのよこのガキが』とバッサリと切り捨てる場面は今でもネット上で拡散されています。しかし最近は時事ネタへのコメントはほとんどしていません。さすがに遠野さんの件には触れると思うのですが……」
14日の放送では、11日に明らかになった自身が所属する新たな芸能事務所の立ち上げと移籍についてはコメントをせず、“平常運転”を貫いていたマツコ。遠野さんへの“想い”は気になるところだ。