阪神・佐藤輝明選手に向かってボールを突き上げるエキサイトシートの観戦客(Xより、一部編集部加工)
阪神・佐藤輝明選手に向かってボールを突き上げるエキサイトシートの観戦客(Xより、一部編集部加工)
【写真】丸選手とファウルボールを奪い合う、佐藤選手を煽るような行為をとる男性客たち

 ただ佐藤と対峙した、後者の男性については、

《選手を煽るのは違くない?人としてまず最低。 敬う気持ちはないのかね》
《普通に取ればいいのに、煽ってくるあたり気持ち悪すぎる。 サトテル優しいから許してたけど、怖いやつなら顔面パンチ喰らってたな》

 ファウルボールを捕った行為そのものよりも、その後に佐藤に向かってボールをこれみよがしに掲げて見せた行為が「選手を煽った」と見做され、余計に批判されているというわけだ。

丸は試合後に「気にしていない」

 彼らに対する嫌悪はネットだけではなく、スポーツ紙・野球担当記者によると、

ファウルボールをキャッチした観客たちは、特に三塁側の男性は得意げにアピールしたことで周囲からブーイングを浴びることに。幸い、サトテルは“煽り”を意に返すことなくプレーに戻り、丸選手も試合後には“気にしてません”と大人の対応を見せたことで騒ぎが大きくなることはありませんでした。

 今回の行動は東京ドーム、NPB(日本野球機構)が定める規定違反には問われませんが、一歩間違えればプレーの妨害どころか、自身、または選手が怪我を追いかけない危険な行為。席にはヘルメットやグローブが用意されているエキサイトシートですが、あくまでも身を守るための安全用として使ってほしいですね」

 選手との距離を近くに感じ、より迫力あるプレーが楽しめる東京ドームの『DAZNエキサイトシート』。1万5000円と高額を支払っているから“何をしてもいい”のではなく、より観客としてのマナーが求められる席のようだ。