麻生太郎議員による石破下ろし

「09年の都議選で自民党が大敗したときの首相が麻生さんでした。そのとき石破さんから退陣を求められたことがあった。麻生さんとしては私怨があってもおかしくない状況です」(一般紙政治部記者)

 また“石破応援“の声に追い風になっているのが、23日朝に報じられた「日米関税交渉において相互関税15%で合意」という実績だ。

《日米関税交渉はうまくやった方なのでは。続投でいいと思う。》

《トランプ相手に本当によくやった。信用されている証。トランプに信用された石破政権を下ろしてはならない》

 あれだけ国民から「辞めろ」と言われてきた石破首相だが、ここにきてまさかの「石破やめるな」の声。

 そんな声に後押しされたか、退陣意向の一報が出てから数時間後に「退陣を否定し続投意欲」という報道がされた。

 日米関税合意の着実な実施に取り組む意欲を示しているとされる石破首相。評価された関税交渉の合意が退陣の花道となるか、続投の根拠となるか。