目次
Page 1
ー 主人公は「普段の僕に近い」
Page 2
ー 「いつかは家庭を」
Page 3
ー いちばんの幸せは?

「僕はソロになってから4年ぐらいたつんですけど、ずっとアーティスト活動やモデル、デザインなどのお仕事をやってきて。お芝居をする機会はなかなかなかったんですが、ずっとやりたい気持ちはありました。

 だからオファーをいただいてすごくうれしかったし、幸せな気持ちでいっぱいでした。そして、主演でやるのはめちゃくちゃ久々。そこに対する緊張感はちょっとありました」

 と、話し始めたのは岩橋玄樹。放送中のドラマ『恋愛ルビの正しいふりかた』に主演している。ドラマへの出演自体、なんと7年ぶり!

主人公は「普段の僕に近い」

「今はロサンゼルスに住んでいて、いろんな刺激を受けています。日本のファンの方はもちろん、海外の方もこの作品は絶対に見てくれると思うので。そんな方々に届けられたらいいなと思ってやっていました」

岩橋玄樹 撮影/廣瀬靖士
岩橋玄樹 撮影/廣瀬靖士

 園芸部の地味キャラだった鈴木弘(岩橋)は、ガサツな鷲沢夏生(相馬理)にちょっかいを出され続けた高校時代が黒歴史。オシャレ美容師・ヒロとして生まれ変わるも、夏生が店に偶然やってくる。鈴木弘だと気づかないうえ“俺と付き合ってよ!”。

 夏生をズタボロにして振るという復讐を思いつき、その告白を受け入れたヒロだったが……。

「久しぶりのドラマ現場でしたが、すんなり入れました。クランクインが、黒髪ぱっつんの高校生だったから“このビジュアルで行くの?”という驚きのまま(笑)。いい意味で、つまずくことはなかったです」

 地味な高校生とキラキラ美容師、その演じ分けについて聞くと、

「陰キャでビビりっぽい高校生の鈴木弘は、普段のプライベートの僕に近い感じ」

 えっ、ちょっと信じられないんですけど……。

「マジでそんな感じです(笑)。結構人見知りなので。だから声のトーンも普段のまま、あまり作り込まずにできました。美容師のヒロは声のトーンを少し下げて、冷静な感じで。でも回を重ねるごとに夏生に安心感を覚えていくので、少しずつ柔らかく。声のトーンは大切に演じました」