「僕はソロになってから4年ぐらいたつんですけど、ずっとアーティスト活動やモデル、デザインなどのお仕事をやってきて。お芝居をする機会はなかなかなかったんですが、ずっとやりたい気持ちはありました。
だからオファーをいただいてすごくうれしかったし、幸せな気持ちでいっぱいでした。そして、主演でやるのはめちゃくちゃ久々。そこに対する緊張感はちょっとありました」
と、話し始めたのは岩橋玄樹。放送中のドラマ『恋愛ルビの正しいふりかた』に主演している。ドラマへの出演自体、なんと7年ぶり!
主人公は「普段の僕に近い」
「今はロサンゼルスに住んでいて、いろんな刺激を受けています。日本のファンの方はもちろん、海外の方もこの作品は絶対に見てくれると思うので。そんな方々に届けられたらいいなと思ってやっていました」

園芸部の地味キャラだった鈴木弘(岩橋)は、ガサツな鷲沢夏生(相馬理)にちょっかいを出され続けた高校時代が黒歴史。オシャレ美容師・ヒロとして生まれ変わるも、夏生が店に偶然やってくる。鈴木弘だと気づかないうえ“俺と付き合ってよ!”。
夏生をズタボロにして振るという復讐を思いつき、その告白を受け入れたヒロだったが……。
「久しぶりのドラマ現場でしたが、すんなり入れました。クランクインが、黒髪ぱっつんの高校生だったから“このビジュアルで行くの?”という驚きのまま(笑)。いい意味で、つまずくことはなかったです」
地味な高校生とキラキラ美容師、その演じ分けについて聞くと、
「陰キャでビビりっぽい高校生の鈴木弘は、普段のプライベートの僕に近い感じ」
えっ、ちょっと信じられないんですけど……。
「マジでそんな感じです(笑)。結構人見知りなので。だから声のトーンも普段のまま、あまり作り込まずにできました。美容師のヒロは声のトーンを少し下げて、冷静な感じで。でも回を重ねるごとに夏生に安心感を覚えていくので、少しずつ柔らかく。声のトーンは大切に演じました」