手続きの難易度や料金に応じてキャリアを選択

ひと目でわかる!キャリア別メリット・デメリットチャート
ひと目でわかる!キャリア別メリット・デメリットチャート
【写真】ひと目でわかる!キャリア別 メリット・デメリット チャート

 そこで、鮎原さんがまずおすすめするのがワイモバイル、UQモバイル、ahamoのサブブランドへの乗り換えだ。

「例えば、ソフトバンク利用者ならワイモバイルへの乗り換えです。サブブランドはギガの上限プランが大手キャリアより多く、自分の適性に合ったギガ数のプラン選択が可能なのです。そのほか手続きが難しくなりますが、格安スマホを利用する方法もあります」

 大手キャリアからサブブランドに変えるだけで、月5000円程度安くなることもあるという。

 物価高の備えの一つとして、携帯料金を見直してみるのもおすすめだ。

4大大手キャリア値上げ状況

ドコモ

2025年6月から4つの新料金プランを提供し、既存2プランを終了。新プランはAmazonプライムが一定期間無料、DAZN for docomoが追加料金なしで見られるなど特典がつくが、基本料金が900円余りの値上げになる。

au

2025年6月から新料金プランを提供。割引適用なしで8000円と高額だが、ドコモと同じく豪華な特典がつく。既存の料金プランも継続して提供するが、こちらは8月1日より100円から300円程度の値上げとなる。

ソフトバンク

2025年5月の決算発表で、料金プランの値上げについて前向きに検討していることを公表。年内には、新料金プランと合わせた値上げの発表が予測される。

楽天モバイル

2025年5月の決算発表で、楽天グループ・三木谷浩史代表は「料金プランの値上げについて、現時点では考えていない」とコメント。当面値上げはないと予測される。

教えてくれたのは鮎原透仁さん

鮎原透仁さん
鮎原透仁さん

ファイナンシャルプランナー。中立公平な立場で、数ある携帯会社の中から最適なプランを提案する、日本唯一のサービス「携帯見直し本舗」を2019年に設立。累計3000人以上の相談実績がある。

<取材・文/百瀬康司>