家にある売れ筋アイテムと売り方のコツ
フリマアプリ歴約10年の川崎さん流の売れ筋商品と売り方のコツを紹介。参考にして早速始めてみよう!
昭和レトロな器やグラス
昭和&平成レトロを切り口としたブームは継続中。
「昭和な雰囲気を感じさせる花柄のグラスなど、懐かしさのあるデザインが若い世代にウケています。“#昭和レトロ”などたくさんタグづけして出品し、なるべく多くの人の検索に引っかかるようにするのが売れるコツです」(川崎さん、以下同)
古い本も売れる!
「実は洋服よりも断然売りやすいのが本。古い本も、書店では取り扱いがないからとフリマアプリで探している人が買ってくれます。初心者の方は、まず1か月くらい出品してみて、いいねやコメントなどの反応がつくか試すのも◎」
匂いが合わない“洗剤や柔軟剤”はまとめ売り
「日常で使う物をお得に手に入れたいとフリマアプリを利用している人も多い。お中元などの頂き物で匂いが苦手で使っていない洗剤などは、封を開けていてもその旨を記載し、同じ理由で使っていない柔軟剤などとセットにして出品すれば売れる確率が上がります。
お中元のセットはちゃんとしたメーカーの良い物なので、特に売れやすい。油のセットなんかも、賞味期限が長いので取引されやすいです。食品は出品のルールが細かいので確認を」
マニアが狙う限定アイテム

整理整頓をして引き出しの奥から出てきた、コレクション的な要素が強い物は捨てずに確保を。例えば、サンリオなどの根強いファンが多いキャラ物の「ご当地キーホルダー」や、昔流行した「観光地名入りのペナント」などだ。
「今だと手に入らない、コレクターアイテム的な要素が強い物は狙い目です。ほかにも、ハーゲンダッツのふたやチロルチョコの包装も、実は売れ筋アイテム。特に期間限定、地域限定などのパッケージ物は売れやすい。ゴミに見えてもコレクターにとってはお宝です」
夏休みの工作に使えるラップの芯
「夏休みシーズンには、小学生のお子さんがいるご家庭で、自由研究や工作に使うためにラップの芯や牛乳パックを探すケースも。そういった“この時季だからこそ”のニーズがあるアイテムを出せば、すぐに買い手がつくこともあります」
教えてくれたのは川崎さちえさん

All About「フリマアプリ・ネットオークション」ガイド。フリマアプリ歴は約10年。雑誌やテレビなどメディアに多数出演し、フリマアプリの魅力や売るコツなどを伝えている。
<取材・文/河端直子>