日本社会の現状に、「遅れてる! 海外ではありえない!」なんて目くじらを立てている人もいますが……。いえいえ、他の国の皆さんも基本は一緒! そんな、「衝撃」「笑える」「トホホ」がキーワードの世界の下世話なニュースを、Xで圧倒的な人気を誇る「May_Roma」(めいろま)こと谷本真由美さんに紹介していただきます。欧米でも大人気、渋みと色気のイケオジ俳優たちの今はーー。
必要なのは「圧倒的な演技力」
渋みと色気を漂わせている存在が“イケオジ”。日本では、渡辺謙さんや竹野内豊さんなどが“イケオジ”俳優の代表格でしょうか。欧米でも“イケオジ”人気を誇る俳優がいます。その筆頭格が、映画『トレインスポッティング』などで知られるユアン・マクレガーです。彼も、気づけば54歳。立派なオジさんになってしまいました。
彼はバイクで世界中を旅する『Long Way Round』というリアリティー番組を2004年から定期的に制作しているのですが、これが本国イギリスをはじめ、世界中で大人気。バイクに乗ってワイルドに駆け抜ける姿が、カッコいいのなんのって。すっかり私も魅了されてしまった一人なのですが、元TOKIOの長瀬智也さんが、世界中をバイクで旅する番組を想像してみてください。番組で見せるユアンの“イケオジ”っぷりが想像できるはずです。

イギリスでは、“イケオジ”俳優に求められる要素として、圧倒的に演技がうまいことが挙げられます。BBCで放送されている1985年から続く連続テレビドラマ『イーストエンダーズ』に出演できるような演技力。日本で言うなら、NHK大河ドラマの主要キャストに選ばれることに加え、舞台もしっかりこなせるような演技力があるといった感じでしょうか。
そのうえで、“ワイルド”と“色気”が両立していること。『ヴェノム』シリーズで主演を務めるトム・ハーディは、現在47歳ですが、まさに理想的な“イケオジ”俳優の要素を兼ね備えた一人。かつてはジュード・ロウも“イケオジ”俳優候補として人気があったのですが、見事に頭がハゲ上がってしまい、“オジ”を通り越して、今では“おジジ”枠に。時の流れというのは、なんと残酷なのでしょうか。
ちなみに、スキャンダルによって人気が下落するのは世界共通。演技はさほどうまくないもののイケメンとして人気を博していたオーランド・ブルームは、彼女とカヌーで遊んでいるところをパパラッチに激写されたのですが、よりによって局部丸出しの写真が掲載されて─。
しかも、どういうわけか大事なところが曲がっていたため、その写真を見た長年のファンも萎えてしまったという……こればっかりは演技力があったとしてもどうにもならなかったでしょうが(笑)。
