きんに君の“ドケチぶり”
そんな飯尾容疑者について、面識があるという制作会社関係者は「正直そこまでの悪印象は持っていなかった」と明かす。
「人当たりがよくお話も上手なので、まさか詐欺で逮捕されるとは思いませんでした。しかし、今になって考えるとその“予兆”はありました。というのも、飯尾容疑者は常々“なかやまは本当にケチで困っている”と、自身の待遇について不満を漏らしていたんです。
本当かどうかは分かりませんが、独立後のブレイクがあっても、彼がきんに君からもらっていた月給は35万円程度だったと聞きました。吉本芸人の間でも、きんに君が金銭面でシビアだということは有名な話なんです」
昨年の『週刊文春』(文藝春秋)によると、きんに君の2023年度の売上は5~6億円に上るという。
「業務全般を担っていたマネージャーの年俸が、その1%未満というのはいかがなものかと。ただ、飯尾容疑者が自ら持ってきた仕事に関しては、マージンを引かれて別途支払われるということだったそうで、家族もいるという飯尾容疑者の懐事情を慮って、サイドビジネスに出資していた人間が周囲には少なからずいたと思います」(前出・制作会社関係者)
きんに君は昨年の飯尾容疑者失踪時に、一時的に芸能活動を休止していたことが判明。当時、きんに君は登壇予定だった『マクドナルド』のイベントをドタキャンしているのだ。
「しかし、今回のマネージャー逮捕に際しては、オフィシャルサイトでコメントを出したものの、直近の『ケンタッキーフライドチキン』のPRイベントには普通に登壇しています。事態の“元凶”である飯尾容疑者が逮捕されたことで、これ以上自らが槍玉に上がることはないと判断したのかもしれません」(広告代理店関係者)
そんな中で発覚した巨額訴訟。果たして飯尾容疑者の詐欺行為に、きんに君の“どケチぶり”はどの程度影響していたのだろうか。