市議会解散を自撮りで報告した田久保眞紀市長(公式Xより)
市議会解散を自撮りで報告した田久保眞紀市長(公式Xより)
【写真】「議会解散」伝えるのもうれしそう…バッチリメイクで自撮りする田久保市長

 全国紙社会部・記者は「職務を続ける気があるのならば」と前置きしつつ、田久保市長が置かれている現状を解説する。

「現職の19人が田久保派に転じる可能性は低く、市長は市議選までに“同志”を募らなくてはなりません。“新図書館建設計画の中止”と“伊豆高原メガソーラー計画の白紙撤回”を公約に掲げて選挙を戦い、現職市長を退けた実績はあるだけに支持者は多く“いた”と見られます。

 ですが、学歴詐称疑惑での言動に不信感が募ったのも事実。味方と言えば、会見で同席する“番犬弁護士”こと福島正洋弁護士くらいでしょうか。実際に“7人の刺客”を送り込むことは難しいでしょう」

売名目的で出馬する候補者も

 ただ全国的に注目を集める市議選だけに、通常の選挙戦とは違って“荒れる”とも。

「それこそ売名を目的とした候補者も出てくる可能性もありますし、奈良市議選挙に出馬した元迷惑系YouTuber・へずまりゅうのように、得票率も少ない市議選では知名度で当選してしまうケースもあります。

 そんな議員らが、万一にも田久保派に回ったとしたら……。前回選挙の投票率は48.88%と半分も満たしていません。“紛い物”を当選させないためにも、伊東市民は候補者を精査する必要がありそう」

 この数か月間で思いよらず悪目立ちしてしまった伊東市。清く正しい市政を取り戻すためにも、市民には是が非でも投票所に足を運んでほしい。