若い世代にとっての“最良の教科書”
さらに、愛子さまの魅力を語る上で欠かせないのが、心からの笑顔と手を振る際のお振る舞いだという。
「マスクを着用されているときでも、目元からあふれる温かな表情だけで真心が伝わります。ご挨拶の際は必ず足を止め、相手を見つめて丁寧にお辞儀をされるお姿に一期一会の精神と深い美しさがありました。
そして、車窓からのお手振りも印象的でした。儀礼的に小さく控えめに振るのではなく、“皆さまにお会いできてうれしい”というお気持ちがはっきりと伝わる、いくぶん大きめな所作を拝見すると、全力で思いを届けてくださる愛子さまに、幸福な気持ちを感じずにはいられません」
また、お迎えやお見送りの場でも、儀礼的なご挨拶ではなく、ご自身のご感想やご質問で和やかな会話をされるお姿も注目されているそう。
「被爆された車いすの方へ膝を折られてご熱心にお話をお聞きになるご姿勢も同様です。そこには入念なご準備と、相手を緊張させない細やかな気配りが見受けられます。愛子さまのお姿は、若い世代にとっての“最良の教科書”と申し上げられるでしょう。
装い、笑顔、所作、会話――そのいずれもが完成され、温かく優しさに満ちています。“愛子さまのように振る舞いたい”と願う若者が増えることは、日本全体の品格を高めることにもつながりますね。お若い世代のお手本として、今後ますます目が離せません」