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小林鷹之
自民党総裁選が22日に告示された。来月4日の投開票に向け、5人の立候補者による論戦は激しさを増している。
物価高対策や移民問題をはじめ、政治とカネの不祥事を受けた党再建など、争点は山積みだ。だが、候補者たちの思惑とは裏腹に、国民の目が向かっているのは政策論争ではない。いま世間をざわつかせているのはSNSで公開している“昼食動画”である。
SNSで忙しいアピールの小林鷹之氏

わざわざ忙しいアピールをする総裁選候補の小林鷹之氏(公式Xより)
元経済安全保障担当大臣の小林鷹之氏は23日、
《分刻みのスケジュールの中で、やっとお昼ご飯です。午後も頑張ります》
というコメントを添えて、アジフライとコロッケ入り弁当を食べる動画を投稿。動画内では「ゆっくり食べられない」「時間との勝負」などと焦りをのぞかせた。
しかしこの“忙しいアピール”に対し、SNSでは冷ややかな反応が続出。
《分刻みなんて社会人なら誰でも経験してる。動画撮る余裕ないから》
《食事姿をアップする意味が分からない。何アピ?》
《逆にイメージダウンになってることに気づかないのが痛い》
といった辛辣な声が並ぶ。
さらに、
《始まった始まった。選挙期間中の自民党お得意、庶民アピール》
《どいつもこいつも飯食うだけの仕事みたいやな》
と嘲笑も相次いだ。
小林氏の腕時計が12時台を指していたことから、
“やっとお昼ご飯”という表現にも疑問が集中。「真っ昼間に弁当食べるのは普通では?」と総ツッコミを浴びた。
総裁選の立会演説会で「自民党を前面に立って引っ張るのは若い力。その先頭に立つ覚悟だ」と訴えていた小林氏。いま必要なのは、弁当で同情を買う姿ではなく、“国を任せても安心できる”という覚悟を示すことではないだろうか。