
元大阪府知事、大阪市長で弁護士の橋下徹氏が、10月5日放送の『そこまで言って委員会NP』(読売テレビ系)に出演し、移民問題について持論を展開し波紋を呼んでいる。
橋下徹氏「外国人に来てもらいたい」
番組では、日本が外国人労働者の移民を受け入れ、“外国人が日本の人口の10%になる姿”を許容できるかが出演者の間が話し合われた。
「橋下さんは『許容できる』とし、受け入れる体制を整備したうえで具体的人数を定めるという立場から意見を述べました。少子化に向かっている日本のために外国人が必要となるなど、いろいろな前提があると前置きたうえで、橋下さんは『僕はもっと外国人に来てもらいたいんですよ』『島国日本でもう日本人ばっかりが集まっている。僕はちょっと居心地が悪い』とコメントしました」(スポーツ紙記者、以下同)
番組では治安悪化の懸念なども議論されたが、橋下氏はその点についても「普通の国際空港のターミナルはコントロールされていて、ビザの申請も受けながら、それなりの収入のある人もきているところでは、無秩序な状況になっているパリ18区のような問題があるわけではない」と否定した。
だが、ネット上では橋下氏の意見に批判的な声が多い。
《ほんと何言ってんの? いつも言ってることがおかしい。前はもう少しまともだった気がするんだけど》
《そんなに居心地が悪いならお金も時間もあるんだから自分が海外に移住して日本と距離を置いて生活してみたら?》
こうした声が聞かれる理由を前出のスポーツ紙記者が指摘する。
「番組ではエジプト出身のフィフィさんや、作家の門田隆将さんなどが移民受け入れに反対の姿勢を示していました。番組の流れとしては、反対派のほうが多かったので、橋下さんとしてはあえて肯定の立場から意見を述べていた印象も受けます」
ネット上では、
《どの立ち位置で話してるんだろうね? 言いたいことがあるなら政治家に戻ったら?》
といった意見も。
「橋下さんにとって“放言”は売りのひとつ。特に『そこまで言って委員会』はその売りを思う存分発揮するタイプの番組です。ただ、日本には日本人が多くて居心地が悪いから外国人にもっと来てほしい、という説明は説得力に欠けるため、否定的な声を集めてしまったのでしょう」
“橋下節”はいまだに健在のようだ。