 
「私自身、日本国内を旅するとともに、東南アジアを中心に、いくつかのアジアの国々を訪れました。そして、多様な風土や自然環境によって創り出され、長い期間にわたって育まれてきた各地固有の歴史や言語、民俗、芸術など、文化の豊かさと深さに関心を抱いてきました」
秋篠宮さまのお言葉
 
アジアの学術や芸術、文化の振興に貢献した人を顕彰する「第35回福岡アジア文化賞」(福岡市など主催)の授賞式が9月16日、福岡市中央区の福岡市民ホールで開かれた。式には佳子さまの両親である秋篠宮ご夫妻も出席し、秋篠宮さまが冒頭のお言葉を述べた。
沖縄の首里城正殿の復元事業に貢献してきた琉球大名誉教授、高良倉吉氏が大賞に選ばれ、大賞など3人の受賞者に賞状とメダルが贈られた。報道によると、高良氏は「沖縄には450年に及ぶ琉球王国の歴史が横たわっていて、アジアの国々と活発に交流し独自の文化を形成したことを再認識すべきだと訴えてきました」などと話したという。
同じく16日の夜、佳子さまは弟の悠仁さまと一緒に、東京都新宿区の国立競技場を訪れ、「東京2025世界陸上競技選手権大会」を観戦した。ドット柄の白いワンピース姿の佳子さまと黒いジャケット姿の悠仁さまは、午後9時ごろ、貴賓席に到着した。
2人は選手たちに拍手を送りながら、男子走り高跳びや男子ハンマー投げの決勝など、熱心に見入っていた。
秋分の日の23日、悠仁さまは皇居・宮中三殿で営まれた「秋季皇霊祭の儀」と「秋季神殿祭の儀」に出席した。悠仁さまは、成年皇族として初めて宮中祭祀に参列した。「秋季皇霊祭」は宮中三殿の一つ、皇霊殿で行われるご先祖祭りで、天皇陛下と長女の愛子さま、それに秋篠宮ご夫妻、佳子さまらが出席した。佳子さまは、悠仁さまと同じ車に乗って皇居に到着したが、車の窓を開け、出迎えの人たちに笑顔で手を振る様子が報道された。
悠仁さまは、翌24日から大阪・関西万博を視察するため、1泊2日の日程で大阪府を訪問した。単独での公的な活動は初めてのことだという。
この日夜、大阪市の万博会場に到着した悠仁さまは、まず日本館を視察した。微生物の働きによって水と二酸化炭素に分解される「生分解性プラスチック」の展示などを、質問をしながら熱心に見て回った。「日本の技術力によって、どのような将来が導かれるのか見せていただいた気がします」などと感想を述べたという。25日には秋篠宮さまと合流し、大阪・関西万博の視察を続けた。
結核予防会総裁を務める、佳子さまの母・紀子さまは24日、札幌市で結核予防の活動状況などを視察した。札幌市にある道営団地の集会所を訪れた紀子さまは、市民が結核などの健診を受けるX線検診車を視察した。
その後、紀子さまは札幌駅前通りの地下歩道で、「結核・呼吸器感染症予防週間」に合わせた展示などを視察した。





 
   
    










