知性も体力も持ち合わせるカメレオン俳優

 そして105票のダントツ人気で鈴木亮平(42)が栄えある1位に。NHK大河ドラマ『西郷どん』やNetflix『シティーハンター』など当たり役多数で、8月に公開された『劇場版TOKYO MER〜走る救急救命室〜南海ミッション』も話題を呼んだ。また、東京外国語大学卒業で英検1級という知性も大きな魅力。

「体力も知力もあるので、頼りになりそう」(岡山県・50歳)、「ピンチになったときに体力だけでなく知恵でも切り抜ける力を持っていそう」(神奈川県・53歳)と文武両道な面を推す声や、「包容力や勇敢な雰囲気があるので頼もしいと思う」(徳島県・56歳)、「体力とユーモア、何より人としてのよさが信頼できそう」と、人柄に惹かれる人も多かった。

「役によって痩せたり太ったり、身体づくりもすごく頑張る方ですよね。『TOKYO MER』のような緊迫した物語では、あの笑顔に救われる人も多いでしょうし、女性に対してとても丁寧。それから、キャプテンシーもすごくあると思います。キリン一番搾りのCMで賀来賢人さんと演じている先輩・後輩の関係も、和気あいあいとやり合っている感じが微笑ましくて、お人柄が伝わってきました」

 また英検1級&世界遺産検定1級なので、「世界を飛び回る女性のボディーガードが似合いそう」と山田さん。

「国内はもちろん、世界中どこに行っても安心できそうですよね。鈴木さんがモデルのそんな映画が製作されるかも(笑)」

遠藤憲一
遠藤憲一

 6位以下では遠藤憲一(64)が気になると山田さん。

「先日、イベントでお会いしたんですが、背が高くてカッコよくて。ワンちゃんのお散歩や運動もすごくなさっているので、とても軽やかですし、しっかり守ってくれそうです」

 反町隆史(51)と及川光博(55)の『相棒』組も9位と21位に。新シリーズが始まった影響かと思いきや、肝心の寺脇康文(63)は不在というナゾ現象が。

「寺脇さん演じる薫はいつもスカジャンを着ているからかな。ボディーガードはスーツのイメージが強いので、スーツが似合うというのも大きいポイントかもしれないですね」

 悲惨な事件が続くなか、山田さんは町田の事件に特に怖さを感じたという。

「亡くなられた方の娘さんが、お母様は人工股関節で歩くのが遅かったと話されていました。私ももうすぐその手術を受けるので、身につまされる思いです」

 ボディーガードが欲しいと考える必要もないくらい、安心して暮らせる世の中になることを切実に願いつつ、自衛・防犯を心がけていきましょう!

山田美保子 放送作家、コラムニスト。テレビ・ラジオのコメンテーターとして『サンデー・ジャポン』(TBS系)などに不定期出演中

<取材・文/今井ひとみ>