近所の40代主婦は、大内容疑者が男児をベビーカーに乗せて朝方に散歩に出かけるのを何度か見かけている。
「泣きやまない赤ちゃんをあやす目的で散歩しているようでした。悩んでいるようには見えませんでしたが、いま思い返すと、笑顔はなかったかもしれません」(同・主婦)
インターホン越しに夫が…
上尾市こども保健センターによると、大内容疑者が育児に悩む様子はみられなかった。産院で「1か月健診」を受け、市の「4か月健診」を9月にきちんと受診している。
「乳児の身長、体重、頭囲を測定し、整形外科と内科・小児科の医師による診察を受けています。発達状態に問題はなく、順調に成育していました。生後5か月くらいで離乳食になるため保健師や栄養士も参加します。育児や授乳の悩み、ご自身の体調不良などがあれば相談に乗れるのですが、申し出はありませんでした」(同センターの担当者)
健診時、長男の身体にアザなどは確認されていない。
《埼玉・上尾市》容疑者宅の玄関先。事件のあった浴室は1階にある
夫は、容疑者の異変や悩みに気づかなかったのか。話を聞くため自宅を訪ねると、夫はインターホン越しに、
「すみません、お断りしております。申し訳ありません。あのー、いっさいお答えしませんので。失礼します」
と、落ち着いた低い声で答えるだけだった……。











