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高市早苗総理大臣、就任後初の会見(2025年10月21日)
韓国・ソウルで行われたAPEC首脳会議の一幕が、思わぬ形で話題を呼んでいる。
映像に映っていたのは、青いジャケットに身を包んだ高市早苗首相。隣に座るチリのガブリエル・ボリッチ大統領の右側から、奥の左肩に手を添えるように軽く身を寄せ、笑顔を向ける姿だった。
高市首相の「距離感」に物議も
この映像がSNSで拡散されると、《距離感がバグってる》《セクハラでは》《完全にコミュニケーションを間違えている》といった戸惑いの声が一部から上がった。しかしその一方で、《チリの挨拶文化を理解している》《まさに相手を尊重する外交》《外交礼儀をかなり学んできていると思う》といった称賛のコメントも相次いでいる。
南米・チリでは、親しい間柄や初対面でも、ハグや肩に手を置き軽く引き寄せるなど、スキンシップを交えた挨拶が一般的だ。特に親愛や信頼を示す場面では、軽く身体に触れることが礼儀とされることも。フォーマルな場でも、親しくなると自然な肩タッチやハグが交わされるという。
国際政治アナリストは「高市首相の動作は偶発的なものではなく、相手国の慣習をきちんと踏まえた“ボディランゲージ外交”」だと指摘する。
「相手の文化や人柄に合わせ、最適な距離を取るのは一流の外交官の条件。高市首相が事前に相手国の挨拶文化を理解していた可能性は高いでしょう」
映像をよく見ると、ボリッチ大統領も自然な笑顔で応じ、わずかに体を寄せて会話を続けている。形式ばった握手ではない、“心の距離の近さ”が伝わるやり取りだ。
















