目次
Page 1
ー 高市首相を相手に気合が入っていた
Page 2
ー 《数字の違いはよくあります》X で弁明
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ー 《汚い首は斬ってやる》中国発言に反応

「総理ご就任おめでとうございます。ずいぶん前に深夜番組の司会をご一緒したときに、こういう立場になるとは思わなかった」

 11月12日の参院予算委員会で、高市早苗首相(64)として初めて顔を合わせた立憲民主党・蓮舫参院議員(57)。

 2024年7月の東京都知事選挙に出馬するために立憲民主を離党し、同様に参院議員も退職した蓮舫氏。再選を果たした小池百合子都知事(73)、元安芸高田市長の石丸伸二氏(43)につぐ、まさかの3位で落選。

 直後にはXで《今は、国政選挙はもう考えていない》と国政復帰を否定して政界引退を匂わすも、1年も経たずに立憲民主に復党。2025年7月の参院選比例代表でトップ当選を果たし、今回、高市首相と国会で再会したわけだ。

 1年ぶりの国政復帰で注目された蓮舫氏の質問は、ほぼ全てを「政治とカネ」問題にあてがわれた。全国紙・政治部記者はこう見る。

高市首相を相手に気合が入っていた

「のっけからいわゆる“裏金議員”とされる、佐藤啓参院議員(46)を官房副長官の要職に任命したことを口撃。首相と同じ奈良選出であることも指摘した上で、“この人事、いったん白紙にしませんか?”と要望するも、これを退けられています。

 それでも怯むことないハキハキした舌鋒鋭い質問や、矢継ぎ早に上がる挙手は健在で、いや、高市首相を相手に存在感を示したかったのか、いつもより気合が入っていたと見受けます。それが故か少々“空回り”していたようにもーー」

 中でも国会中継を目見持った国民の失笑を買ったのが、9月の自民、立憲、公明党の実務者協議にて了承された政治資金規正法等改正の施行への質問。