紅白出場者“小出し”戦略のメリット
「最近の紅白は、小出しでの出演者発表が非常に多い印象です。11月中旬の会見時には全体の4分の3ほどしか発表せず、そこから1か月半をかけて残りの4分の1の出演者を少しずつ発表していく、いわゆる“夏フェス方式”が主流になっています」(レコード会社関係者、以下同)
何かメリットはあるのだろうか。
「そのほうが、視聴者の興味をオンエア日の大晦日まで引き付けておけますし、NHKがギリギリまで諦めずに交渉を頑張ったというアピールにもなりますからね。もし1人での解禁ということになれば、事務所やレーベル側にも“横並びではなく、あなたを特別に考えている”と言えますし、NHK的にはメリットしかないのでは」
どんなアーティストに、出演交渉を続けているのかというと、
「今年ソロデビュー50周年を迎える矢沢永吉さんや、世界的なアーティストとして活躍する藤井風さん、NHKの番組にも数多く出演している星野源さんらに声をかけているといいます。オーディションの様子が社会現象にもなったtimeleszにも粘り強く当たっているようなので、追加発表の可能性は十分にあるでしょう」(NHK関係者)
放送100年という節目を迎えた年に放送される紅白だけに、視聴者の度肝を抜くような“ビッグサプライズ”を期待したい。











