容疑者は“まじめ”なタイプ
東京都内の戸建て住宅で、妻と子ども3人と暮らしており、近所に住む女性は、
「仲のよさそうな家族でしたから、事件とはどうにも結びつきません」
とショック冷めやらぬ様子。近所に住む男性は、容疑者が自衛官とは知らなかったという。
「挨拶をしてくれる礼儀正しい男性です。でも、声に張りがないというか、ハキハキしていないし、号令で行動しているようには思えませんでした。筋肉質にも見えませんでしたね」
昨年2月まで青森・八戸市での勤務だったため、自宅周辺では影が薄かった。容疑者は土日休み。休日に周辺をジョギングする姿を近隣住民が目撃している。怠惰な生活を送っていたわけではなく、家庭を顧みなかったわけでもなさそうだ。
容疑者の親族はこう話す。
「ひと言でいえばまじめな人。宿直勤務で家を空けることはあっても、留守がちということはありませんでした。ジョギングについては走る目的を聞いたことはありませんが、週末に2~3時間は走っていたようです。お酒はたしなみますが、自分で買ってきたりしないし、勧めても飲みません。飲み会があれば行く程度です」
女性が接客するスナックなどに立ち寄ることもなかったという。不倫には気づかなかったのか。
「逮捕後に初めて知りました。“まさか?”という感じです。帰宅後にどこかに出かけるようなことはありませんでしたし……。傍目には“寡黙”に見えるかもしれませんが、決して無口だったわけではない。打ち解けた相手にはけっこう話す、まじめないい人なんですよ」(同・親族のひとり)
人見知りする性格だったのかもしれない。しかし、どれほど根はまじめだったとしても、かかる嫌疑は殺人未遂。被害女性の口を封じるつもりだったからこそ、容疑者として特定されないように偽装工作をはかったのではないか。容疑が事実ならば、これほどひどい不倫解消はない。











