山本由伸、佐々木朗希は辞退の可能性も

 ワールドシリーズ制覇に貢献したドジャースの日本人投手2人は出場が危ぶまれる状況のよう。

山本由伸投手は先発投手陣の柱として起用したいので、ドジャースは出したくないでしょう。今年の終盤からリリーフで活躍した佐々木朗希投手も来シーズンは先発として働いてもらいたい。今年、ケガをした右肩も球団としては気がかりです。出場しない選択をせざるを得ない可能性もあります。ただし、2人が辞退となっても日本にも素晴らしい投手がいるので十分に戦えるでしょう」(友成さん)

 疲労やケガのリスクがありながらも出場を決めた大谷。その覚悟のウラにはある思いがあったから。

「2006年の第1回、2009年の第2回で日本はイチローさんや松坂大輔さんを中心に連覇を達成。当時は小学生、中学生だった“大谷少年”も日本のスター選手が外国のスター選手たちと戦う姿をワクワクしながら見ていたそう。野球少年たちのためにも今度は自分がワクワクや夢を届けたいという思いがあるのでしょう」(前出・スポーツ紙記者)

 将来を担う子どもたちへの思いは、チャリティーという形でも行動を見せた。
 
 11月22日に『SHOHEI OHTANI FAMILY FOUNDATION』(大谷翔平ファミリー財団)の設立を発表した。

財団のロゴには、大谷と真美子さん、4月に誕生した長女、デコピンとみられる“ファミリー”がデザインされています。主な活動としては、子どもの健康的な生活や動物の保護などを支援するとしています。メジャーでは慈善活動に積極的な選手が多く、社会的地位の高さの象徴とされています。社会貢献活動に尽力した選手に贈られる『ロベルト・クレメンテ賞』もあり、今年はドジャースのムーキー・ベッツ選手が受賞しました」(在米ジャーナリスト)

11月22日に『SHOHEIOHTANIFAMILYFOUNDATION』(大谷翔平ファミリー財団)の設立を自身のインスタグラムで発表した
11月22日に『SHOHEIOHTANIFAMILYFOUNDATION』(大谷翔平ファミリー財団)の設立を自身のインスタグラムで発表した
【写真】投球時にほえる大谷翔平!2023年のWBCでは二刀流で活躍

 前出の友成さんが解説する。

「ドジャースは選手がチャリティー活動をすることを推奨しています。ベッツ選手以外にもフレディ・フリーマンら多くの選手が活動しています。忙しい選手に代わり、奥さまが選手の財団運営に関わることも多い。教師だった女性だと子どもへの支援など、奥さまにつながりのある活動をすることも。真美子さんはバスケ選手だったので、バスケをやりたいが貧困に苦しむ子どもたちの支援をするかもしれませんし、バドミントン選手だった大谷選手のお母さんと協力してバドミントンの大会を開催する可能性も。ロベルト・クレメンテ賞の価値は高まっていますが、数年後には大谷選手が受賞するかもしれません
 
 グラウンド内外でSHOW TIMEは続く。