航空会社は「適切な対応を」
リプライ欄に寄せられていたのは、あたかも重い荷物を頭上の荷物入れ棚に入れることを一之輔が依頼したと仮定するものばかり。一之輔の書き方もさまざまな憶測を呼ぶものだったかもしれないが、固定観念に囚われてはならないことがよく分かる。
さて、一之輔が今回遭遇した事案は、航空業界では想定されているケースなのか。機内サービスの通例を知るため、大手航空会社のJALとANAに問い合わせたところ、それぞれ以下の返答があった。
「CAさんが俺の荷物のせいでギックリ腰になって、となりの席で休んでいる」とまさかの珍事件を投稿した春風亭一之輔(本人のXより)
――搭乗客の荷物の運搬を手伝った乗務員が何かしらの負傷を負った場合、座席にて休息をとることは想定されている?
「弊社としましては、常に安全運航を最優先に状況に応じた適切な対応をしております」(JAL)
「業務中に負傷した場合や体調不良等が発生した場合は休息含め必要な対応をいたします」(ANA)
どちらも、状況に応じて柔軟な対応をとるとのことだった。なお、一之輔が遭遇した事案については、2社では報告が確認されていないという。
一之輔は炎上について「おもしろがって見ている」と余裕を見せているが、一方で「書いていない文脈を読むんだから」と、SNSの恐ろしさにも言及している。短い文章で綴られる投稿に関しては、発信する側と受け取る側の双方に細心の注意が求められる。











