ティザービジュアルの雰囲気に期待

劇場版『名探偵コナンハイウェイの堕天使』書き下ろしティザービジュアル(公式サイトより)
劇場版『名探偵コナンハイウェイの堕天使』書き下ろしティザービジュアル(公式サイトより)
【写真】「萩原研二と松田陣平が居る!」ファンが興奮、最新作の書き下ろしビジュアル

 タイトルの読み方への衝撃もさることながら、ファンが熱視線を注いでいるのが「誰がメインキャラクターになるのか」という点だ。 「ハイウェイ」という単語からは、カーアクションやスピード感のある展開が予想される。さらに「堕天使」という不穏なワード。これらを組み合わせ、ティザービジュアルの雰囲気も加味した結果、ファンの考察は「警察学校組」、安室透(降谷零)たちへの関与に集中しているようだ。

「過去作『ハロウィンの花嫁』でも人気を博した松田陣平、萩原研二、そして主要キャラクターとして世良真純が5年ぶりに登場します。新作のティザービジュアルの真ん中にいる萩原千速は、映画初登場ながらも警察学校組の物語をさらに広げる存在でもあります。特に注目されているのは千速と世良がいずれもバイク乗りという点で2人の対決や協力などが描かれるかもしれないと、ファンの間では話題になっています」

 近年のコナン映画は、興行収入100億円突破が「目標」ではなく「最低ライン」という異次元のフェーズにある。2023年公開の『黒鉄の魚影』で約140億円、2024年公開の『100万ドルの五稜星』では約150億円超えを記録し、今年の『隻眼の残像』もそれに迫る数字を叩き出した。

「警察学校組の登場と過去の傾向から興行収入100億円は堅いのではないか、と思いますが、前2作を超えられるかは公開後の口コミ次第になるのではないでしょうか。コナン映画は安定した集客力を持つため、大きな失速は考えにくいと思います」

 殉職した2人の警察官、疾走する白バイ、そして「堕天使」という不穏な言葉。タイトルの真意が明かされるとき、すべての謎が解ける──とは限らないのが、コナンの常だ。