たくさんの人に囲まれて打ち上げのBBQパーティーを楽しむ国分太一(元スタッフ提供)
たくさんの人に囲まれて打ち上げのBBQパーティーを楽しむ国分太一(元スタッフ提供)
【直撃写真】ママチャリと並走する記者に苦笑い、取材に応じる城島茂

 松岡が国分同様に真相究明を求めるのも無理はない。

「国分さんのコンプラ違反が明らかになった5日後の6月25日にグループとしてのTOKIOは解散を発表。続く7月2日には、3人で立ち上げた『株式会社TOKIO』の廃業宣言をするなど、自身や周囲の活動に大きな影響が出ていますからね。当事者として把握したいのは当然かと」

 なぜ、日テレは長年番組に貢献してきた国分や松岡の思いをないがしろにするのか。

「日テレは、2024年12月に報じられた中居正広さんの女性トラブルを発端とするフジテレビ問題のような展開を懸念しています。このときのフジテレビは対応を大きく誤ったために多くのスポンサーが広告出稿を自粛するという事態に発展しました」(キー局プロデューサー、以下同)

日テレ、よもやスポンサー離れの不祥事

 日テレも以前、危うくスポンサー離れを引き起こしかねない不祥事を起こしている。

「2023年に放送されたドラマ『セクシー田中さん』で、ストーリーの改変を巡って原作者と制作側のトラブルが起きたのですが、最終的に原作者が自ら命を絶ってしまうという最悪の事態に。スポンサー離れは起きなかったものの、世間から大バッシングを受けた過去があります。それ以降、日テレとしては誹謗中傷やコンプラ違反に非常に敏感になっているんです」

 日テレにとって『鉄腕!DASH!!』は、単なるバラエティー番組という位置づけではないとも。

「30年以上続いている長寿番組という信頼があり、一定の視聴率が見込め、幅広い年齢層からも支持されるなど、スポンサーの受けが抜群にいいんです。日テレからすれば、番組の“ブランド”さえ残ってくれれば、TOKIOが出演しなくなってもいいと考えているのではないでしょうか」