目次
Page 1
ー 同一人物でないことが確認された場合はペナルティも
JAL*写真はイメージです

 12月10日、日本航空(JAL)が公式Xで投稿した内容が話題になっている。

《【ご案内】日本航空では、航空券の第三者への譲渡や転売を禁止しております。ご搭乗の際、航空券のお名前とご搭乗者さまが同一人物でないことが確認された場合、ご搭乗いただくことができませんのであらかじめご了承ください》

同一人物でないことが確認された場合はペナルティも

 航空機や乗客の安全を確保の観点から、航空券の譲渡が禁止されているのは常識中の常識。過去には偽名で搭乗した人物が、逮捕されたケースもあるが……。

“推し活”界隈を中心に、“#航空券譲”というハッシュタグをつけて航空券を譲る投稿がSNSで増えているんです。本人たちは違法性があることを知らず、チケットの転売感覚でやっているのでしょうが、そういった投稿への注意喚起なのかもしれません」(トラベルライター)

 SNSでは“テロ対策や航空機事故のこと考えたらそんなことできない”と、航空券の譲渡が横行している事実に驚く声が殺到している。

 そこで日本航空に、このタイミングで注意喚起をした理由を聞いた。

航空券のお名前はご搭乗者と同一人物である必要がございます。以前よりネットオークションでの転売、SNS上における譲渡といったやりとりが一部で見られており、中にはそのようなやりとりが悪気なくなされているケースもあると見受けています。

 利用規約上、従来より転売や譲渡は禁止しており、航空券のお名前とご搭乗されるお客さまご本人が別人であることが判明した場合、ご搭乗いただけないことがある旨はご案内しておりましたが、我々の周知が不足している点もあると感じ、年末年始のシーズンを前に、どなた様にも安心してご利用いただきたいという思いからこのタイミングで改めてご案内差し上げることにしました

 航空券の名前と搭乗者が同一人物でないことが確認された場合のペナルティについては、

不正搭乗が発覚した場合には、所定の違約金を申し受けます

 とのことだった。JALの投稿後もXなどでは、基本的にキャンセル不可のLCCを中心に航空券譲渡の投稿がなくなる気配はない。JALの利用者だけでなく航空券の譲渡が違法であることを認識し、転売も購入も即やめるべきだ。