一方で、その2024年のゴールデングラブ賞授賞式では、頭から指先までを金色に染め上げた「ゴールデンコーデ」で出席するなど、パフォーマンスからも「個性的」な性格と見える。
また今年2月の沖縄キャンプでも、突如ブルペン入りすると熱のこもった投球を披露して152キロを計測。ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平投手を意識してか、「二刀流」挑戦の自信をのぞかせるも、石井一久GMからは“ダメ出し”を食らって却下されたことも。
そんな時に突拍子もない言動が目立つ辰巳だが、主にパ・リーグを取材する野球ライターは、
「良くも悪くも堂々として物怖じしない、年上のコーチや後輩選手との接し方も全く変わらないフラットな性格。あまり表情も変えないだけに“何を考えているかわからない”との評価もあります。でも、投球練習を始めたのも“チームの力になりたい”一心で、パフォーマンスも場を盛り上げたい、ファンを楽しませたいという気持ちから。
ただ表現方法が独特だけに、時として“周囲から浮いている”“扱いにくい”との印象が残るのかもしれません」
「何を勘違いしているのか」
さらに辰巳が抱える“問題”も経験される一因だとも。
12月17日に『デイリー新潮』で報じられたのは、辰巳父による息子への“公開説教”。【今の成績で大リーグなんていけるわけがないでしょう。何を勘違いしているのか】と、メジャー移籍希望にダメ出しすると、
【きっと妻が『海外に行きたい』って騒いでいるところから始まっているに違いないです】
今度は矛先を辰巳の妻に向けるのだった。
「辰巳選手が11歳年上の妻と結婚した2023年を機に、親子関係は“断絶”状態にあるといいます。彼もまた妻のYouTubeに出演しては、父親を“息子の収入を管理できなくなった毒親”と断じて反論するなど、双方は食い違ったままで舌戦による親子ゲンカが続いているのです。
かつてはグラウンドで結果を出せば、多少のプライベートの“いざこざ”は見逃された野球界ですが、各球団もコンプライアンス意識が高まっている現状、家族トラブルの表面化は正直イメージが良くない。炎上リスクを受け入れてまで“必要な選手ではない”との判断ということでは」(前出・野球ライター)
その言動が誤解されがちな辰巳だが、まずは父との誤解を解いた方がよさそうだ。











