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ー 背景に稼げるツールの増加も

 12月18日に行われた、ヘアケアブランド「レチスパ」の1日アンバサダー発表会に若槻千夏が出席。「40代に入ってから土日を休みにした」と働き方に変化があったことを告白して、話題を集めている。

「土日を休みにすることで、めちゃくちゃ体力が戻った」

背景に稼げるツールの増加も

 この発言がニュース化されると、ネット上では賞賛する声が相次ぐ結果に。

若槻さんは今年3月に放送された『芸能界の働き方改革』がテーマの日本テレビ系『上田と女がDEEPに吠える夜』に出演した際にも、独立した際に土日休みに変えたことを明かしています。子育て期間中のため、子どもと遊ぶために休みにしたそうです」(テレビ誌編集者)

 女性4人組『ぼる塾』あんりも、同番組で週1日休みを貰っていることを明かしている。

ブレイク後しばらくは休みなしで働いていたそうですが、メンバーの田辺智加さんが漫才の時間を気にするようになったことで、休みを導入することにしたそうです」(同・テレビ誌編集者)

 2008年、『爆笑レッドカーペット』(フジテレビ系)に出演したのを機に一躍ブレイクした『はんにゃ』金田哲『ニューヨーク』のYouTubeに出演した際、ブレイク時期は年にテレビ出演500本に加えて、劇場の出番の合間に取材を受けていたことで寝られない日が続く“地獄のスケジュール”をこなしていたことを振り返っている。

ブレイクしたタレントは休みなく働くのが、平成までの芸能界の常識でした。しかし2018年6月に『働き方改革関連法』が成立したことで、テレビ業界でも働き方改革が一気に進みました。加えて、タレントたちが自由に独立や移籍ができるようになりましたからね。あまり仕事を詰め込みすぎて“事務所を辞める”と言われても困るので、常識の範囲内の要望であればタレントの意向を汲むようにしています」(芸能事務所関係者)

 YouTubeやSNSなど、新たな稼ぎ方が定着したことも大きいという。

以前のタレントはテレビやイベント出演などをしなければ稼げませんでしたが、今は自宅にいても稼げるツールが増えました。若槻さんのようなママタレントであれば、きちんとママ業をしている方が共感を得られやすく、企業からのPR案件のオファーも届きやすい。今はテレビ不況で以前ほどギャラも高くないので、知名度の高いタレントであれば私生活も優先してSNSや企業とのコラボで稼ぐ方が賢いと思います」(同・芸能事務所関係者)

 ブラックな職場として知られていたテレビ業界や芸能界も、健全化が進んでいるようだ。