ヤクルトスワローズの“村神様”こと、村上宗隆のメジャー移籍先がついに決定した。ポスティングによるメジャー移籍を目指していた村上。12月21日(日本時間22日)にシカゴ・ホワイトソックスと契約がまとまったことが明らかになったのだが、移籍先やその契約内容を含めて衝撃が走っている。
283億円が53億円に
アメリカのサイト『トレード・ルーマーズ』によると、村上は「FAトップ50」で全体4位にランクイン、8年で総額1億8000万ドル(約283億6800万円)との予測が立てられていたのだが……。
「村上選手の25歳という若さとそのパワーの組み合わせから、巨額契約は確実と見られていたようです。しかし、ポスティング期限まで具体的な交渉の話はまったくあがってきませんでした。そして蓋を開けてみると――ホワイトソックスとの契約は“2年3400万ドル”というもの。日本円に換算すると約53億円という結果に着地しました」(スポーツ紙メジャーリーグ担当)
決して安いわけではないが、巨額契約ともいえない内容。しかも、契約先はホワイトソックスである。同球団は、かつて高津臣吾や井口資仁などの日本人選手も在籍したチームだが、昨季は121敗とメジャーリーグのワースト記録を更新。今季も102敗を記録し、2年連続でア・リーグ中地区最下位となっている。
“そんな最弱チームで大丈夫なのか?”といった声も聞こえてきそうな選択だが、意外にもファンからは「やっと決まったな!日本に出戻りにならなくて良かった」「これが最も良い条件だったのなら、やはり守備面のリスクをシビアに評価されたのかな」「獲得球団といい契約金額といい、あまり獲得競争にはなってなかったんだろうな」
といった声が。
「米スポーツ局『ESPN』によると、やはり懸念材料とされたのは彼の守備面の評価。それと、ストライクゾーン内でも空振りが多い点とのことです。ヤクルトでの直近の3シーズンで三振率が28%を超えていることから、打撃面のリスクを考慮する球団が多かったようですね」(前出・メジャーリーグ担当)
市場の動きを踏まえた上で、“比較的低額な長期契約”よりも“短期だが高額な契約”を選択した村上。彼の決断に、大谷だって最初はエンゼルスでプレーしてメジャーに慣れたんだから、良い選択だと思う」「2年の短期ってのがいい。だって弱小球団でメジャーに慣れながら大金貰えるんだよ?最高じゃん」「2年52億で安いって言われるの、やっぱメジャーって夢があるんだな」などといったコメントも上がっている。
ホワイトソックスは日本時間22日、さっそく球団公式Xに村上からの動画メッセージを投稿。村上は動画の中で自己紹介と共に、「シカゴにいられて幸せです」と喜びを語っている。
村上にとって、ホワイトソックスでの2年が実り多いものになることを期待したい。
















