2025年12月23日、石破茂前首相が『ホンネ喫茶 永田町』(フジテレビ系)に出演。番組内で総理大臣の“再登板”に言及し、波紋が広がっている。
同番組は、MCの加藤浩次を中心に、政治家をはじめとする出演者が「どうすればニッポンがもっと良くなるか」を本音で語り合うトーク番組。石破茂前首相は、フリーアナウンサー・神田愛花とともに居酒屋を舞台に率直なトークを繰り広げた。
石破茂「やりましょうか」まさかの“再登板”言及
在任中で「最もしんどかったこと」を問われると、石破氏は「トランプ関税への対応」を挙げた。
「2025年2月、トランプ米大統領との初の首脳会談に臨んだ際のことを振り返り、“なんか見た目が怖そうじゃないですか? さすがに前の晩はあんまり寝られなかったよね。寝ると夢見てうなされた”と語っていました。当時、極度の緊張状態にあったことがうかがえます」(政治ジャーナリスト)
さらに、党内で吹き荒れた“石破おろし”についても言及。「なぜ退任を決断したのか」と問われると、「やっぱり自民党を分裂させたくなかったってことかな」と回答した。「“石破おろし”の流れを感じていたか」との直球質問には「そりゃスゴかったよ」と答え、「石破政権ができたときから、こいつを早く辞めさせなきゃいかんみたいなのは……」と、当時の空気を振り返っている。
また、過去に戻れたとしたら再び政治家の道を志したかという質問には、「間違ってもやらんわな」と即答。「じゃあ、なぜ今も続けているのか」と重ねて問われると、「20年先、30年先の日本がもっといい時代であるためにやっているんでしょう。今さえ良けりゃいいんならとっくに辞めている」と語った。続けて、「自分が見ることのない次の時代に、あのときの政治家は、少なくとも今の時代さえ良ければいいと思って働いてなかったよねと思ってもらいたい」と吐露している。
「“本音トーク”が進む中で、“今後また風が吹いたら総理大臣をやりますか?”という質問も飛び出しました。当初は“もっとふさわしい人って世の中にいっぱいいる”と明言を避けていたものの、最終的には神田さんに詰められる形で“やりましょうか”と断言。“ふさわしい自分でいるかどうかという問題だ”とも語っていました」(前出・政治ジャーナリスト)
神田アナに詰められて飛び出た発言とはいえ、再登板を否定しなかった石破氏。
世間からは、「相応しくなかったから退陣するハメになったんでしょうが」「相応しいかどうかは本人が決めることではなく国民が決めること」「結局、総理になること自体が目標で、何も成し遂げられなかったよね」など、批判の声が相次いでいる。
本音を語る場で飛び出した“再登板”の一言は、石破前首相に対する過去の評価を、改めて世間に突きつける結果となったようだ。
















