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ー 実家購入のメリットとデメリット

《いよいよ自立の時ですね。(中略)未来に幸せが溢れますよう、心から応援しています》

 成人の日である1月12日、吉岡里帆は自身の地元である京都市で二十歳を迎えた若者たちに向けて、このような祝電を送った。

「吉岡さんは二十歳を迎えたころから俳優活動を本格的にスタート。京都と東京を往復する生活を続けて徐々に売れっ子に。2025年には映画『正体』で日本アカデミー賞の最優秀助演女優賞を受賞するなど“実力派”として評価されています」(スポーツ紙記者、以下同)

 1月4日から始まったNHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』では、仲野太賀が演じる主人公・豊臣秀長の正妻である慶の役を務める。

吉岡さんの実家は時代劇のロケ地で知られる『東映太秦映画村』のほど近く。俳優を志したのも、幼少期に太秦の撮影スタジオのセットを見て感動したのが理由と過去に語っています。『豊臣兄弟!』のロケは太秦でも行われていますから、故郷に錦を飾ったといえますね」

 そんな吉岡は、ブレイク女優ならではの大きな買い物をしていたようで─。

お父さんの名義になっている、京都の実家である庭つき一戸建てを、娘である吉岡さんが購入したんです。家は築60年ではありますが、3階建ての立派な造りで庭も広い豪邸なんです」(吉岡の知人、以下同)

 登記を確認すると、2024年時点で父と娘の間で売買が成立しており、父親名義だったのが吉岡名義に変わっていることが確認できた。

「パーソナリティーを務めているラジオ番組でも、両親の将来を見据えて実家をバリアフリー仕様にしたいと以前に語っていました。しかし、単なるリフォームであれば、親名義の物件をわざわざ購入する必要はないように思えますが……」

実家購入のメリットとデメリット

角の生えたような独特な髪型に真っ赤な手袋、大きめのアクセサリーや黒ベースの着物の組み合わせなど、なんとも個性的なファッションを披露した吉岡里帆(本人のインスタグラムより)
角の生えたような独特な髪型に真っ赤な手袋、大きめのアクセサリーや黒ベースの着物の組み合わせなど、なんとも個性的なファッションを披露した吉岡里帆(本人のインスタグラムより)

 実家の購入には、どんな意図があるのか。兵庫県にある「あなまち司法書士事務所」の司法書士・佐藤大輔氏に話を聞いてみると、登記上で確認できる情報のみでの見解と前置きしたうえで答えてくれた。

「親が所有する物件や土地は、順当に行けば子どもが相続できます。家の資産価値は経年で徐々に下がっていくものですから、あえて今、実家を購入するというのは、吉岡さんは金銭的に損をしているとは思います」

 一方、メリットもあるようだ。

子どもが購入することで、残っていた親名義のローンがあれば完済となります。両親に一定の現金を渡したいという意図もあったのではないでしょうか。いずれにせよ吉岡さんは親思いの孝行娘なのだと思います」

 “城持ち”になって、ますます頼れる自慢の娘に。

佐藤大輔:あなまち司法書士事務所所長。“日本一勉強する司法書士”をモットーに、中小企業の顧問、相続および終活を中心に業務を行う。共著に'25年刊行の『遺産の相続手続きあんしんガイド』(日本法令)がある