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「別に、この人が強いから言っていい、とかじゃなくて。相手がどう思うかってことを常に考えないと。ほんとに、そのつもりがなくても、加害者になっちゃうわけなんで」

 今月15日に放送された『あさイチ』(NHK)での『40代からのセクハラ特集』で語気を強めた司会のイノッチこと井ノ原快彦。それは、“相方”である有働由美子アナを思ってのことだった。

「以前の放送で同局の中谷文彦アナが有働に対して“有働さんの(巻いたスカーフ)は熟女仕様。くすんだ顔も明るく見える”などと発言。そのことについて視聴者からはセクハラではないかと意見が相次いだことを番組で紹介したんです」(スポーツ紙記者)

 放送の中で有働は、「中谷君は同期ですし、そういう関係性もあるので。何を言われても楽しませようとか、冗談で言ってるのがわかるから」と同期アナを擁護する発言をしている。だが、井ノ原は、怒りをあらわにしたのだ。

「有働さんって切り返しが上手だったり、“いいよ、いいよ”って、“どうぞ笑って”っていうところがあるから、すごくみんな救われるんだけど、ここで有働さんにそういうネタを振ることによって、“あ、ひと笑いとれる”って思った人がですね。例えば飲み会とか。いや、この番組でも思うことありますよ、いろいろ。何かしら“縁結びの神様がいたら、必ず有働さんに持ってくる”とか」

 思わず口をついた番組批判ともとれる発言。これに、ネット上では、《男前発言》《こんな男性が増えてほしい》などと、称賛の声が上がった。セクハラぎりぎりの番組作りに不快感を持っていた視聴者も多かったはず。井ノ原はそんな空気を代弁したのだ。そんな“イノッチ発言”をどう思うか、NHKに問い合わせるとFAXで回答を寄せてくれた。

《セクハラではなく、受けを狙うような安易な表現はよくないとの趣旨であると認識しています》(NHK広報局)