『メルカリ』に出品された楽天・前田健太の直筆サインボール。サインする様子も撮影して商品ページに掲載
『メルカリ』に出品された楽天・前田健太の直筆サインボール。サインする様子も撮影して商品ページに掲載
【写真】前田投手らが転売ヤーの標的に…メルカリ出品された“サイン姿”の証拠写真

 他にも阪神タイガースや横浜DeNAベイスターズといった、沖縄キャンプに臨んでいる各選手による直筆アイテムとともに、“サインを書く写真”を掲載する出品が多く見受けられる。いずれも“隠し撮り”したような画角で、なるほど「直筆」であることを証明する“証拠写真”なのだろう。呆れることに追加料金で、当該写真を同封する出品者も。

 しかも同様の手口は一人だけでなく、多数の出品者が証拠写真付きの「直筆サイン」を出品しており、“マニュアル”なのか、いずれも選手の背景がぼかされている。おそらくは“隠し撮り”をした日時と場所を特定されないための予防線で、確信的にサイン転売を繰り返しているようだ。

違反やペナルティーを問われる可能性

 フリマアプリの転売問題に詳しいITライターは、“本人写真付き”のサイン転売に警鐘を鳴らす。

「サインボールやサイン色紙だけであれば、偽造品でない限りはマナーの良し悪しはともかく、大きな問題になることはないでしょう。ただ許諾なく撮影した選手の写真を営利目的で使用しているのならば当然、肖像権の侵害が問われる可能性が生じます。

 またメルカリ規約においても、他者の画像を無断転載した場合は当然違反となりますが、たとえ自分で撮影した写真でも、いくら背景を誤魔化したところで選手を利用しているのは明らかで、通報によって何らかのペナルティー、措置が働くと思われます」

 サイン転売のためにはるばるキャンプ地まで訪れる転売ヤーたち。ファンにとって憧れの存在である選手たちも、どうやら「渋沢栄一」に見えているのだろう。