すると黙って話を聞いていた小久保監督だったが、たまらず「いや、上沢は渡せんよね。それされたらね……」と、苦笑いでストップをかけたのだ。昨季はホークスで180イニングを投げた有原の離脱に、新庄監督から「どう(穴を)埋めるの?」と茶化されつつも、
「(有原の)移籍はあるかな、みたいなのはありましたけど、日本ハムだとは思わなかったんで。電話かかってきたときはびっくりしました。巨人かなと思ってたんですけどね」
まさか最大のライバルである「新庄日ハム」に移籍するとは思いもよらない本音をのぞかせると、ホークスの構想を問われても、
「有原の代わりは一人じゃムリなので。若い選手、今年出てくる3人ぐらいで“なんとか(穴を)埋めろ”という希望を持っています。上沢は渡しません!」
小久保監督の2度にわたる上沢“譲渡拒否”に、指を鳴らしながら“チッ、ダメか”との仕草でおどける新庄監督。番組最後にもやはり「打倒・小久保裕紀」を掲げて、「(ホークスの)3連覇はさせません!ね、させないよね」ほか4チームの監督にも声をかけて“ホークス包囲網”を作るのだった。
先に有原と上沢を「取った」ホークス
有原と上沢の“因縁”もあってか、開幕前にして“バチバチ”状態の小久保監督と新庄監督。とはいえ、パ・リーグ事情に詳しいスポーツライターによると、決して仲が悪い2人というわけではなさそうだ。
「いや、むしろ仲良しですね(笑)。同学年の2人は監督としてグラウンドで顔を合わせる今も、ハイタッチやグータッチを交わしたりとファンを和ませています。今回の上沢トークも、動画の再生回数に貢献したい新庄監督の“サービストーク”ですよ。まあ、小久保監督の目は笑っていませんでしたが(笑)。
それに本来、ポスティングでのメジャー挑戦を容認してもらったにも関わらず、有原は2年、上沢は1年で球界出戻り。その移籍先が古巣ではなく、先に大型契約を用意して“取った”のはホークスですよ。新庄監督なりのホークス、小久保監督への“宣戦布告”なのは間違いないでしょう」
新たな“因縁”勃発か、今年のホークス対ファイターズ、いや、パ・リーグは例年以上に盛り上がりそうだ!











