適応障害の回復と家族の存在

『皇室の窓』(テレビ東京系)で放送作家を務める、つげのり子さんは雅子さまの近頃の変化についてこう解説する。

表情が明るくなられましたよね。要因の一つは、愛子さまのご成長ではないでしょうか。共に公務をする中で、愛子さまに対して“皇族としてのあるべき姿”をお話しになる機会も多いはずです。今の皇室で何をすべきか、愛子さまと対話することで、ご自身の存在意義を再確認することが、ご回復につながっているのだと感じます

2025年11月のラオスでの単独公務をまっとうされた愛子さま(撮影/共同通信)
2025年11月のラオスでの単独公務をまっとうされた愛子さま(撮影/共同通信)
【写真】学習院初等科の入学式で、白スーツの雅子さまとツインテールにセーラー服の愛子さま

 雅子さまが歩まれた「国際親善」という道を、今、愛子さまが頼もしく受け継ごうとされている。

「雅子さまにとって、ご自身のライフワークであった外交的活動に愛子さまが深い理解を示し、楽しみながら公務に邁進されるお姿は何よりの励みでしょう。そんな雅子さまの知見を愛子さまが受け継ぎ、活用されることで、ご一家全体の活動が、より旺盛なものとなっています」(前出・皇室担当記者)

 適応障害の療養において、家族の存在は大きいと解説するのは、心理学に詳しい東京未来大学こども心理学部長の出口保行さん。

置かれている立場に共感し、寄り添ってくれる家族の存在は、何よりも回復に効果的です。さらに、公務を共にするということは、一人よりも心理的に安心した状態で臨むことができ、非常に心強いでしょう。雅子さまはもともと使命感の強い方とお見受けするので、家族と共に役割を果たすことに大きな充足感を得ていると考えられます

 雅子さまの体調について、昨年12月に医師団は「依然としてご体調には波がある」との見解を示したが、回復されつつあるご様子は日程にも表れている。

6月に予定されているベルギー、オランダ訪問は約2週間の予定です。令和以降の海外訪問先であるインドネシアやモンゴル、イギリスなどはおおむね1週間の日程でした。また、複数国を一度に訪問されるのは'02年のオーストラリア、ニュージーランド以来、24年ぶりのこと。ご体調がかなり安定されている証左といえるでしょう」(つげさん)