「野生の生き物や、それらが暮らす多様な自然環境は、私たち人類にとってもかけがえのないものであり、積極的に守っていく必要があります。世界各国では、生物多様性の保全・再生のため、さまざまな取り組みが行われていると聞いております。
例えば、ドイツでは、近年の昆虫の激減を危惧し、2019年に連邦政府が『昆虫保護行動計画』を策定しました。また英国では、2021年に成立した法律で、イングランドのほぼすべての開発事業において、開発前よりも生物多様性を増加させることが義務づけられています。
(略)さまざまな国の教育・保育の現場が取り組んでいる学校や園庭のビオトープは、自然との触れ合いにとどまらず、自然との共存について考える大切な機会を提供してくれる場であると思います」
佳子さまの弟・悠仁さまが『園庭ビオトープコンクール2025』発表大会に出席
秋篠宮家の次女、佳子さまの弟で筑波大学1年生の悠仁さまは2月8日、秋篠宮さまと一緒に東京・上野の東京国立博物館 平成館で開かれた「全国学校・園庭ビオトープコンクール2025」発表大会に出席した。
このコンクールは、多様な生き物が共存する生物生息空間である「ビオトープ」づくりに取り組む学校などを表彰するもので、秋篠宮さまは冒頭のように挨拶し、ビオトープの重要性などを訴えた。
この日は文部科学大臣賞などを受賞した学校などが活動内容を発表し、その後、秋篠宮さまと悠仁さまは受賞校などの児童や生徒、先生たちと懇談した。
地域の耕作放棄地を活用したビオトープで、水質や生物の調査、外来植物の除去などに2001年から取り組んでいる小学校の代表者に対し、悠仁さまが「続けてこられて、その間に起こった変化はありますか」と尋ねるなど、強い関心を示していたという。
「学術研究は、研究者の知的好奇心と自由な発想が出発点となり、地道に研究を継続することによって新たな知見が獲得され、真理の発見、経済の持続的発展、生活の利便、心の豊かさなど、多様な成果を生み出すものと考えます。現在、人類社会は、気候変動やそれに伴う自然災害、さまざまな疾病や食料、資源、エネルギーなど、多くの困難な課題を抱えております。
このような現代社会において、多岐にわたる課題を解決していくためには、多様な学術領域からの知的貢献が必要不可欠であることは言を俟ちません」
秋篠宮ご夫妻は2月3日、東京都台東区の日本学士院会館を訪れ、優れた成果を上げ、これからの活躍が期待される若手研究者を顕彰する「日本学術振興会賞」と「日本学士院学術奨励賞」の授賞式に出席した。
昨年、日本人2人がノーベル賞を受賞したことに触れながら、秋篠宮さまはこのように若手研究者たちを激励した。
報道によると、日本学術振興会賞は岡山大学の冨樫庸介教授らが受賞した。受賞者を代表して冨樫教授は、「変化が激しい時代だからこそ、広い視野をもって新しい挑戦を続ける重要性を実感している」などと挨拶したという。






















