3月27日に最終回を迎えるNHK連続テレビ小説『ばけばけ』。レフカダ・ヘブン役を演じるトミー・バストウが告白した撮影の舞台裏が波紋を広げている。
『ばけばけ』は、松江の没落士族の娘・小泉セツとラフカディオ・ハーン(小泉八雲)をモデルとした物語。怪談を愛するヒロイン・トキ(高石あかり)とヘブンの人生が描かれている。
最終回を目前に控えた3月24日配信の『文春オンライン』で、インタビューに応じたトミー。イギリスの撮影現場との違いを問われると、《撮影の感じは一緒だけど、労働時間の長さに驚きました。クレイジースケジュール》と、日本の現場の過酷さを語っている。
トミーの本音「アリエナイ!」「ジゴク!」
イギリスでは朝から夕方まで稼働し、夕飯を食べたら帰宅するのが一般的というが、「夕飯のあとにもう一回いきます」という日本式の進行には《アリエナイ!》と驚きを隠せなかったようだ。
主演の高石あかりについては、ふたりで助け合ったようだが《あかりさんがいなかったら、ジゴク》と振り返る。
「トミーさんの証言どおり、朝ドラの撮影が過酷であることはよく知られています。月曜日はスタジオで1週間分のリハーサルをおこない、火曜から金曜にかけて収録。1日15時間に及ぶ撮影がおこなわれ、終了が深夜0時を回ることも珍しくありません」(NHK関係者)
こうした過酷さを物語るように、過去の朝ドラ出演者からも厳しい証言が上がっている。
『あぐり』の田中美里は準備期間を含めた約9か月で6キロほど体重が減ったと告白。『ちりとてちん』の貫地谷しほりも、《撮影中の睡眠時間は1日2時間ほどだった》と明かしている。
「こうした状況を受け、2017年にはNHKが働き方改革の一環として、朝ドラは原則午後9時終了を目指すと発表しました。ただ、現場レベルでは依然として長時間労働が残っているのが実情です」(前出・NHK関係者)
今回のトミーの告白に、ネット上では同情や疑問の声が相次いでいる。
《ヘブン同様、いきなり日本で働いて本当に大変だっただろうな》
《働き方改革をしたというが、NHKはなぜ変わっていないんだ?》
《以前も何かの番組で“クレイジー”と言っていたけど本当に辛かったんだろう》
《日本の労働環境はやはり海外からみると異常なんだな》
作品の裏側にある“現場の現実”が改めて浮き彫りとなる中、視聴者の関心はドラマの結末だけでなく、その制作環境にも向けられている。

















