noteで懐事情を赤裸々に綴る
山岸氏は同日公開したnote記事『落選議員とおカネの話』で、現職時代から落選後に至る懐事情を赤裸々に綴っている。
noteの記事によると、国会議員の年収は約2100万円、これに調査研究広報滞在費(旧・文通費)が年間1200万円。公設秘書3人の給与や議員会館などを含めると「年間おおむね7、8千万円ほど」が1人の議員にかかっているという。しかし山岸氏は「野党の若手の場合は、自腹で活動資金をまかなってきた」とし、「感覚的には手取り30万円ぐらい」だったと告白。
国会議員には退職金も失業保険もなく、事務所も解約。秘書も「それぞれ新たな道を見つけてもらった」と明かし、「固定費をかけない道」を選んだとしている。
「山岸氏がnoteで赤裸々に懐事情を公開したこと自体は、政治家のリアルを伝える試みとして一定の意義はあるのではないでしょうか。ただし、タイミングと伝え方には疑問が残りますね。『あなたの声を形にする人』と訴えていますが、選挙でその審判を受けて落選したのですから山岸氏の主張に有権者が怒る理由は明白です」(前出・政治部記者)
かつて田中角栄は「政治家は選挙に落ちればただの人」と語ったとされる。その言葉通り、落選議員を待ち受けるのは、収入ゼロ、退職金なし、失業保険なしという過酷な現実である。一方で、その厳しさを訴えたところで、同じく生活苦にあえぐ有権者から共感を得ることは難しい。
「働いてください」その一言に込められた有権者の言葉を、落選議員たちはどう受け止めているのだろうか─。

















